2012年06月04日
CYMA製AIMSレビュー
CYMA製AIMSを実戦投入してみた。
中華ガンメーカーには大別して「台湾製」「香港製」「中国本土製」の三種類があるらしく、基本的には台湾>香港>本中華の順で、箱出しでの性能や加工精度が劣る(一部例外あり)。
CYMAは堂々の本中華なので、どんな酷いもんかと戦々恐々していたのだが、いざメカボを開けてみると、なかなかどうして、悪くない。
メカボ洗浄・グリスアップを施し、カットされていたスプリングを変えて、ホップパッキンをマルイのものに変えるだけで、しっかり撃てて飛ぶようになった。
マルイの箱だしAKと同程度の飛距離、精度が出ていると思う。
マルイのAKと比べて、気になった点は以下。
玉上がりが悪い。
CYMA・AKにはメタルチャンバーが標準装備されているが、これがちょっとくせ者で、マガジンによってはリップがうまく押せず、玉がチャンバーまで上がってこないことがあった。
マルイのノーマルマガジンは相性が悪かったのか、フルオートで撃つと二、三発に一発ほど発射されない。
CYMAやマルイの多弾数マガジンでは問題なく給弾されたので、相性の問題だろう。
※追記
どうやらCYMAのメタルチャンバーは、マルイのチャンバーよりもほんのわずかに奥まったところでバレルが固定されるらしい。
なので、パッキンの種類によっては、パッキンゴムのノズル側が給弾口にはみ出て、弾上がりを妨害するようだ。
CYMA製AKのパッキンを交換して弾上がりが悪くなった時は、給弾口からBB弾を一発落としてみて、もしパッキンゴムが邪魔してチャンバーまで転がりこまないようなら、パッキンの口をちょっと削ってみるとよいと思われる。
削りすぎはエア漏れにつながるので、慎重に……。
マガジンが噛み込む。
マガジン差し込み口に、マルイのようなカバーがなく、焦ってマガジンを差し込むと、マガジンリップが機関部まで入り込んでしまう。
この状態でマグキャッチがかかってしまうと、給弾されない+マガジンが抜けないというどうしようもない状態になってしまう。
これが起こった場合、マグキャッチを固定しているピンをピンポンチ等で叩いて抜き、マグキャッチをはずすことでマガジンを抜けるが、ゲーム中に起こった場合は実質対応不可能だ。
LCTのAKなどでも同様の問題が起きるため、対応パーツが販売されているが、CYMA・AKの場合、チャンバー周りにだけ中途半端にカバーがついているため、LCT向けの対応パーツが使用できない。
筆者は、適当な素材でインナーマグウェルを作成し、アルミテープで固定して対応した。LCTと違い、塞ぐ必要のある空間が小さいため、専用のパーツがなくとも対応するのは簡単だ。
しかし、それでもたまにマガジンの噛み込みが起こる。
マガジンリップが滑って、マガジンが奥まで差し込まれないまま、マグキャッチがかかってしまうようだ。
これは、マガジンのリップ部分を広く削ることで防止できる。
CYMAの純正マガジンを見ると、既にリップ部分が広く作られているので、純正品以外のマガジンを使用した場合にのみ起きる弊害かも知れない。
他社のマガジンを使用する際は、噛み込みを防ぐため、リップ部分を削って広くしておいた方がいいだろう。
これらの加工を施しておくことで、多少焦ってマグチェンジしても噛み込みは起こらなくなる。
セレクターが緩い。
セレクターの固定が弱く、フルオートで使用していると、射撃の振動でセレクターが落ち、セミオートになってしまう。
固定ネジをきつく締めてもセレクターは緩いままなので、固定ネジの下か、あるいはセレクターのストック側に紙やゴムリングなどを挟み込んで、セレクターの動きをきつくした方がよいだろう。
セミオートに入りにくい。
セミオートの位置までセレクターを下げると、なぜかセーフティがかかり、トリガーがロックされてしまう。
無理矢理トリガーを引けば解除されるが、セレクター内部に負担をかけてしまう。セレクターの内部はナイロン製なので、あまり負担をかけていると壊れてしまうだろう。
その場合、セレクターをセミオートの位置より更に下まで押し下げると、スムーズにセミオートになる。
セミオート時にトリガーがロックしてしまったときは、無理に引ききらずにセレクターを押し下げてみよう。
ワイヤーストックが上下にがたつく。
ワイヤーストック展開時、ストックがわずかだが、上下にがたつく。
ストックの付け根に詰め物をすれば解決するだろうが、ストックはフレームにはめ殺しなので、分解して詰め物をするのは難しい。
ただ、ストックのロックそのものは非常に強固なので、実際に使用する際には全く問題ない。
肩づけしたときにがたつきが気になるだけで……。
どうしても気になる場合は、スリングをストックに引っかけてテンションをかけることで、ある程度は解消される。
……と、欠点ばかり書いてしまったが、全体的には、非常に満足度の高い銃である。
基本的なチューニングでマルイレベルの性能が出せるし、各部の剛性も高い。
特にフルスチールのフレームと、アルミ削り出しアウターバレルの剛性は素晴らしい。プラフレームに亜鉛合金バレルのマルイとは違う、ワンランク上の存在感がある。
やすりがけするだけで、使い込まれた金属の質感が出る辺りもいい。
この質で実売二万円なのだから、簡単な加工で対応が利くような、細かな欠点には目をつむれる。
安価なフルメタル+リアルウッドのAKを探しているなら、間違いなくお勧めできる一丁だ。
中華ガンメーカーには大別して「台湾製」「香港製」「中国本土製」の三種類があるらしく、基本的には台湾>香港>本中華の順で、箱出しでの性能や加工精度が劣る(一部例外あり)。
CYMAは堂々の本中華なので、どんな酷いもんかと戦々恐々していたのだが、いざメカボを開けてみると、なかなかどうして、悪くない。
メカボ洗浄・グリスアップを施し、カットされていたスプリングを変えて、ホップパッキンをマルイのものに変えるだけで、しっかり撃てて飛ぶようになった。
マルイの箱だしAKと同程度の飛距離、精度が出ていると思う。
マルイのAKと比べて、気になった点は以下。
玉上がりが悪い。
CYMA・AKにはメタルチャンバーが標準装備されているが、これがちょっとくせ者で、マガジンによってはリップがうまく押せず、玉がチャンバーまで上がってこないことがあった。
マルイのノーマルマガジンは相性が悪かったのか、フルオートで撃つと二、三発に一発ほど発射されない。
CYMAやマルイの多弾数マガジンでは問題なく給弾されたので、相性の問題だろう。
※追記
どうやらCYMAのメタルチャンバーは、マルイのチャンバーよりもほんのわずかに奥まったところでバレルが固定されるらしい。
なので、パッキンの種類によっては、パッキンゴムのノズル側が給弾口にはみ出て、弾上がりを妨害するようだ。
CYMA製AKのパッキンを交換して弾上がりが悪くなった時は、給弾口からBB弾を一発落としてみて、もしパッキンゴムが邪魔してチャンバーまで転がりこまないようなら、パッキンの口をちょっと削ってみるとよいと思われる。
削りすぎはエア漏れにつながるので、慎重に……。
マガジンが噛み込む。
マガジン差し込み口に、マルイのようなカバーがなく、焦ってマガジンを差し込むと、マガジンリップが機関部まで入り込んでしまう。
この状態でマグキャッチがかかってしまうと、給弾されない+マガジンが抜けないというどうしようもない状態になってしまう。
これが起こった場合、マグキャッチを固定しているピンをピンポンチ等で叩いて抜き、マグキャッチをはずすことでマガジンを抜けるが、ゲーム中に起こった場合は実質対応不可能だ。
LCTのAKなどでも同様の問題が起きるため、対応パーツが販売されているが、CYMA・AKの場合、チャンバー周りにだけ中途半端にカバーがついているため、LCT向けの対応パーツが使用できない。
筆者は、適当な素材でインナーマグウェルを作成し、アルミテープで固定して対応した。LCTと違い、塞ぐ必要のある空間が小さいため、専用のパーツがなくとも対応するのは簡単だ。
しかし、それでもたまにマガジンの噛み込みが起こる。
マガジンリップが滑って、マガジンが奥まで差し込まれないまま、マグキャッチがかかってしまうようだ。
これは、マガジンのリップ部分を広く削ることで防止できる。
CYMAの純正マガジンを見ると、既にリップ部分が広く作られているので、純正品以外のマガジンを使用した場合にのみ起きる弊害かも知れない。
他社のマガジンを使用する際は、噛み込みを防ぐため、リップ部分を削って広くしておいた方がいいだろう。
これらの加工を施しておくことで、多少焦ってマグチェンジしても噛み込みは起こらなくなる。
セレクターが緩い。
セレクターの固定が弱く、フルオートで使用していると、射撃の振動でセレクターが落ち、セミオートになってしまう。
固定ネジをきつく締めてもセレクターは緩いままなので、固定ネジの下か、あるいはセレクターのストック側に紙やゴムリングなどを挟み込んで、セレクターの動きをきつくした方がよいだろう。
セミオートに入りにくい。
セミオートの位置までセレクターを下げると、なぜかセーフティがかかり、トリガーがロックされてしまう。
無理矢理トリガーを引けば解除されるが、セレクター内部に負担をかけてしまう。セレクターの内部はナイロン製なので、あまり負担をかけていると壊れてしまうだろう。
その場合、セレクターをセミオートの位置より更に下まで押し下げると、スムーズにセミオートになる。
セミオート時にトリガーがロックしてしまったときは、無理に引ききらずにセレクターを押し下げてみよう。
ワイヤーストックが上下にがたつく。
ワイヤーストック展開時、ストックがわずかだが、上下にがたつく。
ストックの付け根に詰め物をすれば解決するだろうが、ストックはフレームにはめ殺しなので、分解して詰め物をするのは難しい。
ただ、ストックのロックそのものは非常に強固なので、実際に使用する際には全く問題ない。
肩づけしたときにがたつきが気になるだけで……。
どうしても気になる場合は、スリングをストックに引っかけてテンションをかけることで、ある程度は解消される。
……と、欠点ばかり書いてしまったが、全体的には、非常に満足度の高い銃である。
基本的なチューニングでマルイレベルの性能が出せるし、各部の剛性も高い。
特にフルスチールのフレームと、アルミ削り出しアウターバレルの剛性は素晴らしい。プラフレームに亜鉛合金バレルのマルイとは違う、ワンランク上の存在感がある。
やすりがけするだけで、使い込まれた金属の質感が出る辺りもいい。
この質で実売二万円なのだから、簡単な加工で対応が利くような、細かな欠点には目をつむれる。
安価なフルメタル+リアルウッドのAKを探しているなら、間違いなくお勧めできる一丁だ。
2011年08月25日
8月16日定例ゲーム
去る8月16日。
高浜銃工は千葉県のインドアフィールド、どんぱちにて貸切ゲームをしました。
参加者は14人。高浜銃工の古参(?)4人と後輩の10人が参加。
若いっていいですね!
チームとしては二度目のインドアフィールドになり、以前参加した場所は大きな広間のフィールドといったところですけど、今回は違います。
全長110メートルに及ぶ縦長のフィールドです。
更にフィールドの雰囲気も扉や障害物、廊下などで入り組んだまさにインドアフィールドと言えばこういう所、という想像通りの構造でした。
セーフティもフィールドとは別の建物1つ使っているので、14人で使うには広すぎるくらいです。
駐車場はもちろんのこと。シューティングレンジに自販機やトイレ、更衣室などもついて至れり尽くせりです。
ただ、その日は風が少なくサウナ状態でしたけどね!
管理人の方のお気遣いでちっちゃいビニールプールも用意して頂きまして、外で涼みながらゲームを行いました。
プールに顔を突っ込むくらい暑かったです。
さてさてゲームですが、今回はちょっとゲーム数自体は少なかったんですよね。
というのも、渋滞の影響もあるのですが長いゲームを2回ほどやりまして。
午前中は初参加の子もいたのでフィールドを半分ほど使ってフラッグ戦。
アウトドアと違い視界が広く取れないので、奇襲が行いやすかったです。
両チーム共奇襲が成功し、フラッグゲットという結果を残せました。
午前は3ゲームで12時を回ったので休憩。
午後からは特殊ルールを行いました。
簡単に説明しますと、初期武器はハンドガンのみの復活戦。フラッグはなし。
それだと大して特殊でもないですが、ここからがキモ。
フィールド各所に普段メインとして使うような電動ガンやショットガンなどを配置して、
それをゲーム中に拾って戦う。数は全員分は用意しませんでした。
ヒットされた人は拾った武器をその場に落としてスタート地点に戻ったら復活。
更に4箇所に補給地点を設置してゲーム中に補給を行うといったもの。
武器取得戦と仮名して挑戦してみました。
普段使わない武器を手に取り四苦八苦しながらも果敢に戦う仲間たち。
ノーマルマガジンが多くを占めるようにしたので、闇雲に撃ってはすぐに弾切れを起こしてしまいます。
いつもとは違った役回り・戦術を展開することも出来ました。
まずは武器を探すんだ、よざくやさくら隊員!
これ撃って良い?朋也隊員。
後方での支援を主とするサラサ隊員も愛用のデザートイーグル片手に敵陣突入。
隊長はいつもどおり特攻!
結果は40分のゲームで13対12、大接戦を繰り広げました。
全員サウナから脱出して戻ると、管理人さんからアイスを頂きました!
ありがたやありがたやー。
アイス効果で復活したメンバーの次のゲームは紅白戦。
高浜銃工古参と後輩でチームを分け、4対10のゲームを行いました。
ルールは殲滅戦。人数差以外は普通のゲームです。
4人側の自分達はこのように布陣して待ち構えました。
敵が室内に入るまでは物音一つ立てずジッと待機。
対する後輩達は1箇所ずつ慎重にクリアリングしながらジリジリと進んできました。
相手も待ち構える場所の雰囲気に気付いたのか、中々部屋の手前から進んできません。
膠着してしまいましたが、先に発破を掛けたのは古参でした。
ハンドグレネードを投下して爆破と同時に一斉射撃。
それからは激しい銃撃戦が繰り広げられました。
ただ、時間もだいぶ掛かってしまいもう1つやりたいゲームがあったので、
古参組は最後に全員で特攻して終了となりました。
最後に行ったゲームは、なんと鬼ごっこ!
鬼ごっこです。いたって普通の鬼ごっこです。大事な事なので3回も言いました。
というのも、管理人さんと談笑しているとそういう遊びをする人も結構いるとのことで、
面白そうなのでついついやってしまいました。
久々です。もう何年振りでしょうか。
楽しかったですよ、大人の本気鬼ごっこ。
皆マジなんですよね、でもそこが良いんですよ。
正直サバゲより運動量が多かったです。
物陰に潜む、というサバゲの手段は意外と有用できました。
鬼が目の前にいるのに2回もスルーできました。
今後もこういう風に、わきあいあいと遊んでいきたいですね。
さてさて、高浜銃工の9月のゲームは久々に『相模湖リゾートプレジャーフォレスト』で貸切を予定しています。
慣れた場所なので、また何か変わった催し物をしてみたいですね。
それでは、広報担当のLaiceに代わり隊長のウグイスでした。
サバゲ中の様子
高浜銃工は千葉県のインドアフィールド、どんぱちにて貸切ゲームをしました。
参加者は14人。高浜銃工の古参(?)4人と後輩の10人が参加。
若いっていいですね!
チームとしては二度目のインドアフィールドになり、以前参加した場所は大きな広間のフィールドといったところですけど、今回は違います。
全長110メートルに及ぶ縦長のフィールドです。
更にフィールドの雰囲気も扉や障害物、廊下などで入り組んだまさにインドアフィールドと言えばこういう所、という想像通りの構造でした。
セーフティもフィールドとは別の建物1つ使っているので、14人で使うには広すぎるくらいです。
駐車場はもちろんのこと。シューティングレンジに自販機やトイレ、更衣室などもついて至れり尽くせりです。
ただ、その日は風が少なくサウナ状態でしたけどね!
管理人の方のお気遣いでちっちゃいビニールプールも用意して頂きまして、外で涼みながらゲームを行いました。
プールに顔を突っ込むくらい暑かったです。
さてさてゲームですが、今回はちょっとゲーム数自体は少なかったんですよね。
というのも、渋滞の影響もあるのですが長いゲームを2回ほどやりまして。
午前中は初参加の子もいたのでフィールドを半分ほど使ってフラッグ戦。
アウトドアと違い視界が広く取れないので、奇襲が行いやすかったです。
両チーム共奇襲が成功し、フラッグゲットという結果を残せました。
午前は3ゲームで12時を回ったので休憩。
午後からは特殊ルールを行いました。
簡単に説明しますと、初期武器はハンドガンのみの復活戦。フラッグはなし。
それだと大して特殊でもないですが、ここからがキモ。
フィールド各所に普段メインとして使うような電動ガンやショットガンなどを配置して、
それをゲーム中に拾って戦う。数は全員分は用意しませんでした。
ヒットされた人は拾った武器をその場に落としてスタート地点に戻ったら復活。
更に4箇所に補給地点を設置してゲーム中に補給を行うといったもの。
武器取得戦と仮名して挑戦してみました。
普段使わない武器を手に取り四苦八苦しながらも果敢に戦う仲間たち。
ノーマルマガジンが多くを占めるようにしたので、闇雲に撃ってはすぐに弾切れを起こしてしまいます。
いつもとは違った役回り・戦術を展開することも出来ました。
まずは武器を探すんだ、よざくやさくら隊員!
これ撃って良い?朋也隊員。
後方での支援を主とするサラサ隊員も愛用のデザートイーグル片手に敵陣突入。
隊長はいつもどおり特攻!
結果は40分のゲームで13対12、大接戦を繰り広げました。
全員サウナから脱出して戻ると、管理人さんからアイスを頂きました!
ありがたやありがたやー。
アイス効果で復活したメンバーの次のゲームは紅白戦。
高浜銃工古参と後輩でチームを分け、4対10のゲームを行いました。
ルールは殲滅戦。人数差以外は普通のゲームです。
4人側の自分達はこのように布陣して待ち構えました。
敵が室内に入るまでは物音一つ立てずジッと待機。
対する後輩達は1箇所ずつ慎重にクリアリングしながらジリジリと進んできました。
相手も待ち構える場所の雰囲気に気付いたのか、中々部屋の手前から進んできません。
膠着してしまいましたが、先に発破を掛けたのは古参でした。
ハンドグレネードを投下して爆破と同時に一斉射撃。
それからは激しい銃撃戦が繰り広げられました。
ただ、時間もだいぶ掛かってしまいもう1つやりたいゲームがあったので、
古参組は最後に全員で特攻して終了となりました。
最後に行ったゲームは、なんと鬼ごっこ!
鬼ごっこです。いたって普通の鬼ごっこです。大事な事なので3回も言いました。
というのも、管理人さんと談笑しているとそういう遊びをする人も結構いるとのことで、
面白そうなのでついついやってしまいました。
久々です。もう何年振りでしょうか。
楽しかったですよ、大人の本気鬼ごっこ。
皆マジなんですよね、でもそこが良いんですよ。
正直サバゲより運動量が多かったです。
物陰に潜む、というサバゲの手段は意外と有用できました。
鬼が目の前にいるのに2回もスルーできました。
今後もこういう風に、わきあいあいと遊んでいきたいですね。
さてさて、高浜銃工の9月のゲームは久々に『相模湖リゾートプレジャーフォレスト』で貸切を予定しています。
慣れた場所なので、また何か変わった催し物をしてみたいですね。
それでは、広報担当のLaiceに代わり隊長のウグイスでした。
サバゲ中の様子
2011年07月05日
6月26日定例ゲーム
去る6月26日。
高浜銃工は、バトルシティ・ユニオンの定例ゲームに参加してきた。
定例会の参加者は総勢80名ほど。
高浜銃工は、後輩メンバーを合わせて12人が集まった。
バトルシティユニオンは、開けたフィールドに建物や廃車等が設置された、市街地戦を体験できるフィールドだ。
広々として見晴らしがよく、敵の発見率が高いため、そこここで撃ち合いが頻発する良フィールドである。
バトルシティユニオンの詳しいフィールド解説、定例ゲームの内容などは、3月2日の記事とほぼ同一なので、そちらを参照してもらいたい。
今回の定例会では、隊長の発案でチーム初の試みを行ってみたので、そちらを紹介したい。
高浜銃工のメンバーは午前中のゲームを終えると、昼食もそこそこに、見学エリアに上ってフィールドを見渡した。
バトルシティユニオンには、フィールドとセーフティゾーンを隔てる壁の二階部分に見学エリアがあり、そこからフィールドを見渡すことができるのだ。
ちなみにこの見学エリア、アクリル板で防護されているため、ゲーム中であっても安心して見学することができる。
メンバーは、隊長を中心にして綿密な打ち合わせを行った。
昼食後に行われるセミオート戦において、チーム一丸となってフラッグをゲットするためである。
今まで、数人のメンバーが固まって行動したことはあったが、高浜銃工全員が、ひとつの目標に向かって進軍するのは初めての試みだ。
何せ高浜銃工のメンバーは、後輩組を加えると少ないときでも十人を超える大所帯だ。
これだけの人数で効果的に動くためには、綿密な打ち合わせは欠かせない。
打ち合わせの末に決まった作戦の概要を説明しよう。
赤い丸で示したあたりが、大まかなスタート地点である。
メンバーはゲームスタートと同時に、矢印の先にあるやぐらを目指す。
このやぐらは、一、二階ともに壁に囲まれた建物状になっている。ここを奪取してしまえば、安全に敵を警戒することが可能だ。
地上、二階という異なる目線から警戒できるため、敵の奇襲を見逃しにくいという利点もある。
しかしフィールド半ばに位置しているため、こちらがやぐらにたどり着くより先に、敵がやぐらを狙い撃てる位置にたどり着いてしまった場合、無防備に走っているところを一掃されてしまう危険も伴う。
こちらのメンバーが如何に早くやぐらにたどり着き、けん制に入れるかがポイントだ。
首尾よくやぐらにたどり着けたら、敵の進軍をけん制して足止めしつつ、各個撃破していく。
大人数でやぐらを奪取してしまえば、かなりの数の敵を安全に討ち取れるはずだ。
やぐらから狙い撃てる敵をあらかた倒した後は、矢印の方向に進軍する。
やぐらとその周囲に数人の味方を残し、援護を行いながらの慎重な進軍になるはずだ。
やぐらの先まで進軍すれば、敵地はもう目の前だ。
このあたりまで来ると、森側に進行した敵が引き返してきた場合、背後を取られる可能性があるため、前方だけでなく後方も警戒しなくてはならない。
この時点で、多方向を警戒できるだけの人数が残っているか否かが、大きなポイントとなるだろう。
敵地に突入する場合、ほぼ間違いなく敵の待ち伏せに遭う。
位置取りにしても人数にしても、先に展開して防御に徹している敵のほうが確実に有利だ。
そのため、ここでまた二手に別れる。
片方が敵陣地に射撃を加えて注意を引いているうちに、森側を迂回した方が速やかに敵の側面を叩くのである。
敵の側面を取ることができれば、フラッグは青い丸で示した地点、目と鼻の先だ。
この時点で十分な人数が残っていれば、威嚇射撃で敵防衛ラインの頭を抑えながら、隙を見てフラッグをゲットすることができるだろう。
これらの作戦概要を踏まえて、実際のゲーム内容をレポートしていく。
打ち合わせを終えて、ついに参加者がゲームフィールドに入った。
ゲーム開始直前まで、お互いに動きを確認し、意思疎通を図っている。
頻繁に言葉を交わしあいながらも、どこか張り詰めた空気の中で、ゲームスタートのコールが鳴り響いた。
「GO! GO!」
発破を掛け合いながら、競うように駆け出すチームメンバーたち。
抜きん出た数人がやぐらに駆け上り、けん制射撃を開始した。
敵からの応射はない。
こちらの進軍のほうが、敵の展開より早かったようだ。
無事、やぐらの奪取に成功した。
こうなると、後から展開してきた敵は、無防備な姿を晒すしかない。
やぐらからの容赦ない射撃が、次々に敵を討ち取っていった。
開始直後のダッシュと位置取りは、戦況を大きく左右する。
こちらのチームも、敵チームも、今まさにそれを痛感していることだろう。
しばらくすると敵も防衛ラインを形成し、やぐらに向けて散発的に攻撃してくるようになった。
じっと遮蔽物に身を潜め、時折、頭を出して射撃を加えてくる敵と、敵の位置を割り出し、狙いを定めて待ち伏せるやぐら側との間で、一進一退の攻防が続く。
少しずつ、こちらのチームにも被害が出てきた。
有利なやぐらを奪取したとは言え、無傷で倒されてくれるほど、敵も甘くはない。
今後の進軍に頭数が必要なこちらとしては、痛い損失だ。
しばらくして、敵防衛ラインからの射撃がやんだ。
数人の先発隊が、そっとやぐらを降りていく。
作戦を、次の段階に進めるためだ。
敵陣地の前まで、先発隊が援護しあいながら進軍していく。
やぐらに残った援護隊は、先発隊を狙って顔を出した敵防衛ラインの生き残りを、次々に討ち取っていった。
先発隊が、無事敵陣前にたどり着いた。
やぐらに残っていた援護隊も、先発隊と合流する。
ここから先は、正面にある敵陣地からの射撃と、背後の草原からの射撃の両方を警戒しながら進まなければならない。
先ほどのやぐらで思わぬ損失をこうむったチームメンバーだけで、役が足りるだろうか……?
そんな中、見慣れないプレーヤーが草原の警戒に当たった。
潜んでいた敵数人を、瞬く間に討ち取っていく。
やぐらの周囲からも、生き残ったプレーヤーたちが次々に集まってきた。
周囲のプレーヤーたちが、増援に駆けつけてくれたのだ。
定例会ならではの心強い援軍に、チームの士気も上がっていく。
敵陣地を前にして、慎重に進軍ルートをうかがう。
待ち伏せ覚悟で突撃を行うとはいえ、この場所から見える敵を減らしておくに越したことはない。
その間に、数人のプレーヤーが本隊を離れ、敵陣地に向かって散発的な射撃を始めた。
敵の注意を引いているのだ。
やがて、敵の気を引いている数人のプレーヤーが、本隊に指示を飛ばした。
「GO! GO! GO!」
ついに突撃のときだ。
まず草原を警戒していたプレーヤーたちが迂回ルートになだれ込み、高浜銃工のチームメンバーがそれに続く。
一時は心配された戦力不足も、増援に駆けつけてくれたプレーヤーたちのおかげで十分な人数になっている。
だが、迂回ルートに飛び込んだメンバーを、予想外の光景が待ち受けていた。
ブッシュが、深く生い茂っていた。
背丈を優に越えるブッシュは、射撃どころか視界さえ遮ってしまう。
どこで敵が待ち伏せているかわからない状況で、この視界の悪さは命取りだ。
地図を見ていただけるとわかるが、描き込まれているブッシュはそこまで深いものではない。
しかし、季節は夏。
梅雨の間に濃く大きく伸びたブッシュが、予想外の障害物となって目の前に立ちはだかったのだ。
このまま突撃を敢行するか、それとも、慎重に進む作戦に切り替えるか……。
ブッシュに飛び込み、突撃を敢行した。
あのまま慎重に進んでも、敵に防衛ラインを固められてジリ貧になる危険性が高い。
せっかくさっき、敵本陣の気をそらしてもらったのだ。
危険でも奇襲を敢行しなければ、せっかくの作戦が台無しになってしまう。
敵陣の守りは、想定していたよりずっと手薄だった。
それでもこちらの被害は少なくはなかったが、無事敵の側面に攻撃ラインを築くことができた。
増援のおかげで十分な人数がいたため、待ち伏せに対応できたのだ。
こちらの攻撃ラインと敵の防衛ラインが、激しく銃火を交える。
まだこちらの戦力は十分にいる。数人のプレーヤーがさらにもう一歩先の遮蔽物まで進み、敵に激しい射撃を加えた。
敵が頭を下げたのを見計らい、チームメンバーの一人がフラッグ目指して駆け出す。
取ったか!?
そのとき突然、破裂音が響いた。
チームメイトは、フラッグを取る寸前でヒットされてしまった。
いったい何が起きたのだろうか?
クレイモアだ。
敵チームは周到にも、フラッグの周囲にトラップを仕掛けていたのだ。
普段のゲームではなかなか見られない防衛策に、チームの足が鈍る。
第二、第三のトラップが仕掛けられている可能性も考えられるのだ。
なかなかフラッグアタックに乗り出せないメンバーたち。
しかし、ここで立ち止まっていては、早晩全滅させられてしまう。
「あと三分!」
アナウンスが響き渡った。
残り少ない制限時間を意識して、チームの攻撃が再び熱を帯びていく。
もはやトラップを警戒している時間も惜しい。
一人のプレーヤーが、フラッグの置かれたドラム缶に駆け寄った。
集中砲火が、フラッグめがけて降り注ぐ。
攻撃ラインに残ったメンバーたちが、フラッグアタックしたプレーヤーを必死に援護する。
フラッグアタックしたプレーヤーは、ドラム缶の裏に巧みに身を隠し、手をいっぱいに伸ばしてフラッグをつかんだ!
勝利のベルが鳴り響く。
フラッグゲット。作戦成功だ。
高浜銃工のメンバーがフラッグゲットできなかったのは残念だが、増援が駆けつけてくれなければ、ここまでたどり着けていたかも分からない。
素直に喜びあい、ハイタッチを交わす。
高浜銃工のチームメンバーと、名も知れないプレーヤーたちが、お互いの健闘をたたえあう。
こうして、チーム初の試みとなったフラッグゲット作戦は、無事成功したのである。
チーム単位で作戦を立てて動くという試みは、筆者個人的には非常に面白かった。
大人数で動くことで行動のバリエーションも増えるし、援護しあいながら進めるために作戦の成功率も高い。
何より大所帯で動いていると、少人数で戦っている周囲のプレーヤーが手を貸してくれて、いつの間にか戦力が増えている。
名も知らないプレーヤーとの共闘はサバゲの醍醐味だ。
ゲームを有利に進められて、たくさんの人と共闘できるのだから、これほど楽しいこともない。
ぜひまた、特に大人数で行う定例会に参加したいときなどは、積極的に作戦を立ててみたいと思う。
さて、高浜銃工の7月のゲームは、『フォレストユニオン』への定例会参加を予定している。
バトルシティと同じ系列のフィールドだが、こちらは森林、今回とはまた一味違ったゲームが楽しめることだろう。
高浜銃工は、バトルシティ・ユニオンの定例ゲームに参加してきた。
定例会の参加者は総勢80名ほど。
高浜銃工は、後輩メンバーを合わせて12人が集まった。
バトルシティユニオンは、開けたフィールドに建物や廃車等が設置された、市街地戦を体験できるフィールドだ。
広々として見晴らしがよく、敵の発見率が高いため、そこここで撃ち合いが頻発する良フィールドである。
バトルシティユニオンの詳しいフィールド解説、定例ゲームの内容などは、3月2日の記事とほぼ同一なので、そちらを参照してもらいたい。
今回の定例会では、隊長の発案でチーム初の試みを行ってみたので、そちらを紹介したい。
高浜銃工のメンバーは午前中のゲームを終えると、昼食もそこそこに、見学エリアに上ってフィールドを見渡した。
バトルシティユニオンには、フィールドとセーフティゾーンを隔てる壁の二階部分に見学エリアがあり、そこからフィールドを見渡すことができるのだ。
ちなみにこの見学エリア、アクリル板で防護されているため、ゲーム中であっても安心して見学することができる。
メンバーは、隊長を中心にして綿密な打ち合わせを行った。
昼食後に行われるセミオート戦において、チーム一丸となってフラッグをゲットするためである。
今まで、数人のメンバーが固まって行動したことはあったが、高浜銃工全員が、ひとつの目標に向かって進軍するのは初めての試みだ。
何せ高浜銃工のメンバーは、後輩組を加えると少ないときでも十人を超える大所帯だ。
これだけの人数で効果的に動くためには、綿密な打ち合わせは欠かせない。
打ち合わせの末に決まった作戦の概要を説明しよう。
赤い丸で示したあたりが、大まかなスタート地点である。
メンバーはゲームスタートと同時に、矢印の先にあるやぐらを目指す。
このやぐらは、一、二階ともに壁に囲まれた建物状になっている。ここを奪取してしまえば、安全に敵を警戒することが可能だ。
地上、二階という異なる目線から警戒できるため、敵の奇襲を見逃しにくいという利点もある。
しかしフィールド半ばに位置しているため、こちらがやぐらにたどり着くより先に、敵がやぐらを狙い撃てる位置にたどり着いてしまった場合、無防備に走っているところを一掃されてしまう危険も伴う。
こちらのメンバーが如何に早くやぐらにたどり着き、けん制に入れるかがポイントだ。
首尾よくやぐらにたどり着けたら、敵の進軍をけん制して足止めしつつ、各個撃破していく。
大人数でやぐらを奪取してしまえば、かなりの数の敵を安全に討ち取れるはずだ。
やぐらから狙い撃てる敵をあらかた倒した後は、矢印の方向に進軍する。
やぐらとその周囲に数人の味方を残し、援護を行いながらの慎重な進軍になるはずだ。
やぐらの先まで進軍すれば、敵地はもう目の前だ。
このあたりまで来ると、森側に進行した敵が引き返してきた場合、背後を取られる可能性があるため、前方だけでなく後方も警戒しなくてはならない。
この時点で、多方向を警戒できるだけの人数が残っているか否かが、大きなポイントとなるだろう。
敵地に突入する場合、ほぼ間違いなく敵の待ち伏せに遭う。
位置取りにしても人数にしても、先に展開して防御に徹している敵のほうが確実に有利だ。
そのため、ここでまた二手に別れる。
片方が敵陣地に射撃を加えて注意を引いているうちに、森側を迂回した方が速やかに敵の側面を叩くのである。
敵の側面を取ることができれば、フラッグは青い丸で示した地点、目と鼻の先だ。
この時点で十分な人数が残っていれば、威嚇射撃で敵防衛ラインの頭を抑えながら、隙を見てフラッグをゲットすることができるだろう。
これらの作戦概要を踏まえて、実際のゲーム内容をレポートしていく。
打ち合わせを終えて、ついに参加者がゲームフィールドに入った。
ゲーム開始直前まで、お互いに動きを確認し、意思疎通を図っている。
頻繁に言葉を交わしあいながらも、どこか張り詰めた空気の中で、ゲームスタートのコールが鳴り響いた。
「GO! GO!」
発破を掛け合いながら、競うように駆け出すチームメンバーたち。
抜きん出た数人がやぐらに駆け上り、けん制射撃を開始した。
敵からの応射はない。
こちらの進軍のほうが、敵の展開より早かったようだ。
無事、やぐらの奪取に成功した。
こうなると、後から展開してきた敵は、無防備な姿を晒すしかない。
やぐらからの容赦ない射撃が、次々に敵を討ち取っていった。
開始直後のダッシュと位置取りは、戦況を大きく左右する。
こちらのチームも、敵チームも、今まさにそれを痛感していることだろう。
しばらくすると敵も防衛ラインを形成し、やぐらに向けて散発的に攻撃してくるようになった。
じっと遮蔽物に身を潜め、時折、頭を出して射撃を加えてくる敵と、敵の位置を割り出し、狙いを定めて待ち伏せるやぐら側との間で、一進一退の攻防が続く。
少しずつ、こちらのチームにも被害が出てきた。
有利なやぐらを奪取したとは言え、無傷で倒されてくれるほど、敵も甘くはない。
今後の進軍に頭数が必要なこちらとしては、痛い損失だ。
しばらくして、敵防衛ラインからの射撃がやんだ。
数人の先発隊が、そっとやぐらを降りていく。
作戦を、次の段階に進めるためだ。
敵陣地の前まで、先発隊が援護しあいながら進軍していく。
やぐらに残った援護隊は、先発隊を狙って顔を出した敵防衛ラインの生き残りを、次々に討ち取っていった。
先発隊が、無事敵陣前にたどり着いた。
やぐらに残っていた援護隊も、先発隊と合流する。
ここから先は、正面にある敵陣地からの射撃と、背後の草原からの射撃の両方を警戒しながら進まなければならない。
先ほどのやぐらで思わぬ損失をこうむったチームメンバーだけで、役が足りるだろうか……?
そんな中、見慣れないプレーヤーが草原の警戒に当たった。
潜んでいた敵数人を、瞬く間に討ち取っていく。
やぐらの周囲からも、生き残ったプレーヤーたちが次々に集まってきた。
周囲のプレーヤーたちが、増援に駆けつけてくれたのだ。
定例会ならではの心強い援軍に、チームの士気も上がっていく。
敵陣地を前にして、慎重に進軍ルートをうかがう。
待ち伏せ覚悟で突撃を行うとはいえ、この場所から見える敵を減らしておくに越したことはない。
その間に、数人のプレーヤーが本隊を離れ、敵陣地に向かって散発的な射撃を始めた。
敵の注意を引いているのだ。
やがて、敵の気を引いている数人のプレーヤーが、本隊に指示を飛ばした。
「GO! GO! GO!」
ついに突撃のときだ。
まず草原を警戒していたプレーヤーたちが迂回ルートになだれ込み、高浜銃工のチームメンバーがそれに続く。
一時は心配された戦力不足も、増援に駆けつけてくれたプレーヤーたちのおかげで十分な人数になっている。
だが、迂回ルートに飛び込んだメンバーを、予想外の光景が待ち受けていた。
ブッシュが、深く生い茂っていた。
背丈を優に越えるブッシュは、射撃どころか視界さえ遮ってしまう。
どこで敵が待ち伏せているかわからない状況で、この視界の悪さは命取りだ。
地図を見ていただけるとわかるが、描き込まれているブッシュはそこまで深いものではない。
しかし、季節は夏。
梅雨の間に濃く大きく伸びたブッシュが、予想外の障害物となって目の前に立ちはだかったのだ。
このまま突撃を敢行するか、それとも、慎重に進む作戦に切り替えるか……。
ブッシュに飛び込み、突撃を敢行した。
あのまま慎重に進んでも、敵に防衛ラインを固められてジリ貧になる危険性が高い。
せっかくさっき、敵本陣の気をそらしてもらったのだ。
危険でも奇襲を敢行しなければ、せっかくの作戦が台無しになってしまう。
敵陣の守りは、想定していたよりずっと手薄だった。
それでもこちらの被害は少なくはなかったが、無事敵の側面に攻撃ラインを築くことができた。
増援のおかげで十分な人数がいたため、待ち伏せに対応できたのだ。
こちらの攻撃ラインと敵の防衛ラインが、激しく銃火を交える。
まだこちらの戦力は十分にいる。数人のプレーヤーがさらにもう一歩先の遮蔽物まで進み、敵に激しい射撃を加えた。
敵が頭を下げたのを見計らい、チームメンバーの一人がフラッグ目指して駆け出す。
取ったか!?
そのとき突然、破裂音が響いた。
チームメイトは、フラッグを取る寸前でヒットされてしまった。
いったい何が起きたのだろうか?
クレイモアだ。
敵チームは周到にも、フラッグの周囲にトラップを仕掛けていたのだ。
普段のゲームではなかなか見られない防衛策に、チームの足が鈍る。
第二、第三のトラップが仕掛けられている可能性も考えられるのだ。
なかなかフラッグアタックに乗り出せないメンバーたち。
しかし、ここで立ち止まっていては、早晩全滅させられてしまう。
「あと三分!」
アナウンスが響き渡った。
残り少ない制限時間を意識して、チームの攻撃が再び熱を帯びていく。
もはやトラップを警戒している時間も惜しい。
一人のプレーヤーが、フラッグの置かれたドラム缶に駆け寄った。
集中砲火が、フラッグめがけて降り注ぐ。
攻撃ラインに残ったメンバーたちが、フラッグアタックしたプレーヤーを必死に援護する。
フラッグアタックしたプレーヤーは、ドラム缶の裏に巧みに身を隠し、手をいっぱいに伸ばしてフラッグをつかんだ!
勝利のベルが鳴り響く。
フラッグゲット。作戦成功だ。
高浜銃工のメンバーがフラッグゲットできなかったのは残念だが、増援が駆けつけてくれなければ、ここまでたどり着けていたかも分からない。
素直に喜びあい、ハイタッチを交わす。
高浜銃工のチームメンバーと、名も知れないプレーヤーたちが、お互いの健闘をたたえあう。
こうして、チーム初の試みとなったフラッグゲット作戦は、無事成功したのである。
チーム単位で作戦を立てて動くという試みは、筆者個人的には非常に面白かった。
大人数で動くことで行動のバリエーションも増えるし、援護しあいながら進めるために作戦の成功率も高い。
何より大所帯で動いていると、少人数で戦っている周囲のプレーヤーが手を貸してくれて、いつの間にか戦力が増えている。
名も知らないプレーヤーとの共闘はサバゲの醍醐味だ。
ゲームを有利に進められて、たくさんの人と共闘できるのだから、これほど楽しいこともない。
ぜひまた、特に大人数で行う定例会に参加したいときなどは、積極的に作戦を立ててみたいと思う。
さて、高浜銃工の7月のゲームは、『フォレストユニオン』への定例会参加を予定している。
バトルシティと同じ系列のフィールドだが、こちらは森林、今回とはまた一味違ったゲームが楽しめることだろう。
タグ :サバゲ記録バトルシティユニオン
2011年05月14日
4月24日定例ゲーム
去る4月24日、相模湖ピクニックランドの定例会に参加して来ました。
先月に予定していたインドア戦は中止となってしまったので、チームとしては二か月ぶりのサバゲです。
大震災以後、初のサバゲと言うことで、どれほどの人数が集まれるのか不安でしたが……いざ現地に着いてみると、チームメンバーと後輩メンバーのほとんどが集まったうえ、以前一緒にサバゲをやっていた仲間が久々に来てくれたり、後輩メンバーにも新たな仲間が増えていたりして、過去最高の参加率となりました。
さらに、以前定例会で知り合った他チームの方々も沢山来られていて、見知った方々の無事を確認することもできました。
ゲームが始まる前から、誰もがチームの別なくさまざまな人と言葉を交わし、非常に和やかな雰囲気の中で、定例会が始まりました。
和やかな雰囲気と共に始まった定例会でしたが、ゲーム内容に関しては、反省の多い日でもありました。
今回、筆者Laiceは朋也隊員、よざくらさくや隊員とともに行動し、連携し合いながら敵陣に進攻しました。バトルシティユニオンでは、フラッグゲットを成し遂げられた戦術です。
特に今回は、筆者がG3のスコープで索敵、よざくらさくや隊員がMINIMIで敵の頭を押さえつつ、身軽な朋也隊員がAK47で前線を担当する、という、武器的にもバランスの取れたメンバーでした。
しかし、結局一度もフラッグゲットには至りませんでした。
敵陣地に踏み込んだあたりで、敵の防衛ラインと撃ち合いになり、有効射程ぎりぎりで牽制しあっているうちにゲームが終わってしまうのです。
こちらもほとんどやられませんが、向こうの敵もほとんど倒せないまま時間切れになってしまいます。何度やっても、バトルシティの時のように、うまく敵の防衛ラインを突破することができません。
これには、森林と市街地と言うフィールド設計の違い、進行ルートが絞られるために、敵の防衛ラインが厚くなりやすいといった理由もありますが、それ以上に大きかったのは、こちらの攻める技術の不足でした。
基本的に、サバゲでは守るよりも攻める方が不利な場合が多いです。
守る場合は相手の進行ルートを予想しやすく、対策や連携を取りやすいためです。
対して攻める場合は、前進するたびに変わっていく状況の中で、絶えず個々人が仲間を援護していかなくてはなりません。これには、一人一人にかなりの技術が求められます。
慣れないうちは、果敢に攻め込んだ側が負け続けてしまうことも多いでしょう。
……ですが今思えば、せっかく知り合いの多いゲームで、勝ち負けにこだわらなくても楽しめる状況だったのですから、負けてもいいから果敢に攻め込むべきだったと思います。
思い切って積極的に動き、失敗してもいいからさまざまな戦術を試してみた方が、こちらも、守る側も、もっと楽しめたのではないでしょうか。
今回のゲームでは、各所でこうしたこう着状態が頻発していたようでした。
お互いが、相手の行動を待ってじっと神経を張り詰める……。
こうした状況では、思わぬトラブルが頻発します。
ヒットされたプレイヤーに対する誤射です。
待ち伏せしているプレイヤーは、ほんの微かな物音にさえ反応し、引き金を引いてしまいます。今回は各所で待ち伏せが展開されていたため、そこここで、ヒットされたプレイヤーに対する誤射が頻発しました。
こうしたトラブルを防ぐためには、もちろん、待ち伏せする側がきちんと確認してからトリガーを引くことが一番大切です。
ですがヒットされた側にも、トラブルを防ぐためにできることがあります。
フィールドから出るまで、気を抜かずにヒットアピールを続けることです。
サバゲのフィールドにおいて『相手の姿が見えない』ことは、ごく自然な状況です。
ですからヒットされたプレイヤーは、たとえ周囲に人の姿が見えなくても、常に近くの茂みに人が隠れていると思ってアピールすることが大切です。
そのために有効な手段は二つ。
まずひとつめは『声』です。
「ヒット通りまーす!」と大きく声を上げながら歩けば、近くで待ち伏せをしているプレイヤーに注意を促すことができます。
もう一つは『ジェスチャー』です。
銃を持ち上げる、手を上げる等のジェスチャーを行いながら歩けば、声の届かない遠距離から、軽機関銃や狙撃銃で狙っているプレイヤーの誤射を防ぐことができます。
実際、今回のゲームでは、筆者の目の前で幾人ものプレイヤーが誤射されました。
しかし、同じ道を通ったプレイヤーでも『声』『ジェスチャー』の二つを実践していた人は、ほとんど誤射を受けていませんでした。
ヒットされてしまったあとは、どうしてもガックリきますし元気もなくなります。声を上げたりジェスチャーしたりする気力がなくなるのも分かりますが、やはりここはマナーとして、セーフティゾーンに出るまでは緊張を解かずにアピールするよう心がけましょう。
もちろん、撃つ側も誤射をしないために、しっかり相手を確認することが大切です。足場の悪いフィールドでは、始終手を上げていては歩けない場所もありますから。
また、生存しているプレイヤーがヒットされたふりをして進軍し、騙し打ちをするような真似は絶対にやめましょう。
プレイヤーが疑心暗鬼になってしまえば、誤射は増えるばかりです。
せっかくサバゲを通じて深めた親睦が、サバゲのせいで壊れてしまうのは、もったいないですよね?
等々、トラブルなどもありましたが、おおむね、最初のなごやかな雰囲気のまま定例会を終えることができました。
後輩メンバーたちもルールやマナーをすっかり覚えてくれて、まだサバゲに不慣れなメンバーには、仲間内できちんとアドバイスをしてくれています。
今回のゲームでは『新規メンバー』ではなく対等なメンバーとして、安心して一緒にゲームを行えました。
さらに今回の定例会を通して、また新しい方々と知り合うこともできました。
時に、名前も知らない人と共に戦い、時に、顔見知りの相手と腕を競い合う……。
そういった、定例会ならではの人と人とのつながりを、一層強く感じられた一日となりました。
だからこそ、こうした機会をよりよく楽しむための課題もできましたが……こうした課題を糧にして、よりよいチームを作っていけたらと思います。
さて、高浜銃工の次回のゲームは、5月29日、山形県大月市にあるインドアフィールド『AGITO』にて行う貸切ゲームです。
今度こそ、チーム初のインドア戦。
アウトドアとはまったく違った戦術、戦況が楽しめることでしょう。
至近距離での撃ち合いが頻発するインドア戦では、アウトドア以上に誤射厳禁です。今回の教訓を生かして、楽しいゲームにしたいと思います。
筆者は来るインドアゲームに向けて、新しい銃を調達する予定……。
次は、新しい銃のレビュー記事でお会いできたらいいですね。
それでは、また。
2011年05月09日
【メンバー】広報担当Laice【紹介】
Laice
高浜銃工の広報担当であり
当ページの管理主人。
みんなのメンバー紹介記事を書いてくれてチームの運営管理をしてくれているとても頼もしい兵士。
面倒見が良く各教育隊に一人は欲しい人材だろう!高浜銃工はラッキーなチームだ。
これからもメンバーが暴走しない様に監督して欲しい!!
そんなLaice氏の家では、ゲーム日が近づくと我らのベースキャンプと化し・・・
サバゲ終了後も
素晴らしい要塞だ。
さて、注目の装備はご覧の通り中東イスラム圏装備。
ウッドランドや民族服にスカーフを巻いていて、CNNの中継に映っていても
何も違和感無いレベルである。
特砂地が絡む平地のフィールドでは現地にいるような感覚さえ覚える。
コーランやアザンが流れてくればゲーム中でもお祈りを初めてしまうのではないだろうか??
素材までこだわった装備で、装備が決まっていないメンバーが多い中Laice氏はしっかりと定まっているのだ。
戦闘スタイルについては、その昔、ゲームの際は装備を軽くしようとハンドガンナーなどを試みていた時期があったが現在ではスコープ装着+SG1化されたMC51やドラグノフなどの長物がメインとなっている。
中でもブログ記事でも紹介されている弾道研究されたMC51のスコープには映りたくない!
セーフティーフィールドへと帰還する兵を大勢見ている(汗><!
フィールドではミドル~ロングレンジで主に戦い、味方の突撃支援を行うことが多く銃との相性も良好でとても頼もしい。
長物を生かしたスマートな戦法で、突撃隊とコンビを組めば良い戦果が期待できる。自分に合った戦闘スタイルが確立されている証明だ!
最後に!
チームメンバーも中東装備以外はあまり見たことがないので
是非とも他の装備も見てみたいッ!
こんな
と言う事で
以上、「よざくやさくら」が簡単ですが紹介させていただきました~