2010年12月24日
コラム『ライフルの構え方について』
あわただしい年の瀬も迫ってきましたが、みなさんいかがお過ごしでしょう。
高浜銃工は、年明けに卒業を控えた学生メンバーが大忙しで、なかなかゲームが開催できない日々を送っています。
ゲームがなければ記事も書けない……と言うことで、当ブログではしばらくの間、ちょっとした雑記をあげていこうと思います。
2週間に一度ほどの更新頻度になると思いますが、皆さんに少しでも有用な情報がご提供できればと思っております。
さて、筆者は先日、愛用しているドラグノフの調整を行いました。
前回のゲームの後、一度も調整していなかったため、メンテナンスがてらに試射を行ってみたのです。
すると、前回のゲームでは素直だった弾道が、めちゃくちゃになっていました。突然浮き上がったり、そうかと思えば、ほとんどフライヤーのように手前に落ちたりします。
原因は、寒さで硬くなったホップパッキンでした。
最近のエアガンは精度が上がり、よほどのハズレを引かない限りは、箱出しでもある程度素直な弾道を描くものがほとんどです。
しかしそれでも、周囲の環境や、メンテナンス後のちょっとした組み付けミスで、弾道が乱れてしまうこともあります。
しかし、まっすぐ弾が飛ばないからと言って、銃を分解してしまう前に……ちょっと確認してください。
あなたは、ちゃんとまっすぐ銃を構えていますか?
わたしもエアガンに触り始めてすぐの頃は、まっすぐ飛ばない銃に悩まされ、何度も分解して試行錯誤してみました。
しかし弾道は一向に安定せず、そのうち組み付けミスをして、何丁もの銃を壊してしまいました。
しかし、ちゃんとした構えかたを覚えてからは「弾がまっすぐ飛ばない」と悩まされることは格段に少なくなりました。分解して壊してしまった銃のほとんどは、きちんと構えればまっすぐ飛んだはずなのです。
正しい構えができなければ、その銃がまっすぐ飛ぶのかどうか、調べることもできません。
そこで今回は銃の構え方、特にストックつきライフルの構え方を、ちょこっと解説していこうかと思っています。
①練習に使う銃について。
銃の正しい構え方を覚える上で、向いている銃、不向きな銃があります。
今回は『ライフルの構え方』なので、使用するのはストックとハンドガードのついたライフルが前提です。
ライフルはハンドガンと比べて、安定して構えるのが比較的簡単なので、初心者の方はまずストックつきのライフルで練習することをお勧めします。
金銭的な問題で、初めて買う銃がライフル……と言う方は、なかなか少ないかもしれませんが。
また、ストックつきの銃の中でも、肩に当たる部分がなるべく大きく、滑りにくい物を選んでください。
ストックがついていても、スコーピオンやMAC10などのワイヤーストックのもの、G3系のスライドストックなど、バットプレートが小さいものは、滑りやすいため避けたほうがいいです。
また、ライフルには大別して「曲銃床」と「直銃床」の2種類があります。
ストックの、肩に当たる部分(バットプレート)の頂点が、バレルの延長線と同じ高さにあるのが「直銃床」、延長線より下にあるのが「曲銃床」です。
具体的には、M16やG3などが「直銃床」、AK47やM14などが「曲銃床」ですね。
現用のライフルは、ほとんどが直銃床です。なので、直銃床に慣れてしまえば、ほとんどの銃を自在に操ることができるようになるでしょう。
しかし、曲銃床はサイトのラインがちょうど目線の位置に来るので、無理のない姿勢で構えられるという利点があります。初心者の方の場合は、曲銃床の方が扱いやすいかもしれません。
どちらにしても構え方の基本は変わりませんが、自分の銃がどちらなのか、意識して練習しておくと、上達が早いかもしれません。
②姿勢について。
射撃の際の姿勢には、大別して三種類があります。
立ったまま構える「スタンディング」
射撃からすばやく移動に移ることができる姿勢です。機動力がありますが、狙いはあまり安定しません。基本的には、ニーリングもプローンもできない状況でのみ使用します。
しゃがんだ状態で構える「ニーリング」
片ひざを立てて座り、膝を補助に使うことで、スタンディングよりも安定した狙いがつけられる姿勢です。しかし、機動力はスタンディングに劣ります。近い姿勢に、あぐらをかくように構える「シッティング」もあります。
移動の多いサバゲにおいては、もっとも多用される姿勢といえます。
腹ばいで構える「プローン」
地面に伏せるように構える姿勢です。主にスナイパーが用いる姿勢で、安定して狙いをつけられる上、相手に晒す体の面積が少なくなるため、弾にも当たりにくくなります。しかし、機動力はほぼありません。
実際の戦場では多用される姿勢ですが、サバゲでは、エアガンの射程の短さと機動力の重要性から、使う場面は限られます。
今回の解説では、スタンディングを基本にしようと思います。
ニーリングは、スタンディングの姿勢を知らなければ理解しづらいですし、プローンで構えるには、ニーリングから移行したほうが覚えやすいためです。スタンディングは基本の構えになるわけです。
ですが、スタンディングの場合、ハンドガードを支える片腕に負担がかかるため、体の小さい人や腕力に自信のない人だと、腕が疲れて構えが崩れてしまうことがあります。
ちなみに、私も腕力がないため、スタンディングは苦手です……。
腕が辛いと感じた場合は、ハンドガードを支える腕をなるべく手前に引き寄せて、意識して脇を締めてみてください。
銃が長すぎて構えづらい時には、ハンドガードではなくマガジン前部を掴むのもいいでしょう。
③構え方について。
さて、いよいよ構え方についてです。
手順を追って説明します。
1、
両足を肩幅に開いて立ち、顔を利き手とは逆の方向(右利きなら左)へ向けます。
視線の先に狙うものがある状態です。
2、
利き腕ではないほうの手で、ライフルのハンドガードを掴んで持ち上げてください。
3、
利き腕の、鎖骨と肩のつなぎ目辺りを触ってみてください。
そこにくぼみがあるはずです。この位置を覚えてください。
くぼみがよく分からないときは、肘を上げて脇を開いてからもう一度確かめてみてください。大きくくぼむ部分があるはずです。
4、
利き手を、ストックの下に添えてください。
このときなるべく、肩に当たる部分(以下バットプレート)の真下に添えるといいです。
ハンドガードを握った手を目線の位置まで持ち上げ、利き手でストックを下から押し上げる感じで、肩の位置まで持ってきます。ハンドガードを握った手を起点にして、銃を回転させるような感覚です。
バットプレートの一番下を、先ほどのくぼみに引っ掛けるようにして肩に当ててください。ストックのつま先を、くぼみに引っ掛ける感じです。くぼみにうまくかからない場合は、脇を開いてみてください。
きちんとくぼみに引っかかっているか、ストックに添えた利き手で触って確認してください。
引っかかっていることを確認したら、ハンドガードを握った手を手前に引き寄せ、銃を肩に押し付けます。
5、
利き手をストックから放してください。
まだグリップは握らず、ハンドガードを保持した手と、肩に押し付けたストックだけで銃が支えられているかを確かめてください。
利き手を放すと銃が肩からずり落ちてしまう場合は、ストックがうまくくぼみにはまっていません。
手順3からもう一度やり直してみてください。
銃が安定していたら、グリップを握ります。ただし力加減としては、握ると言うより添えると言った感覚です。
利き手の肘は肩の高さに上げ、脇は開いておきます。
6、
首を横に傾けて、サイトを覗きます。
光学サイトは使用せず、必ずアイアンサイトを使ってください。
曲銃床のライフルや、高い位置にサイトのある銃ならば、すこし首を傾けるだけでサイトを覗けますが、G3などサイトラインの低い直銃床の場合は、頬をストックにきつく押し付けなければ覗けないこともあります。
どうしても姿勢が窮屈なときは、すこし首を前に出すと楽になります。また、一部の銃にはストックにチークピースがついていますが、アイアンサイトを覗くときには邪魔になることがほとんどなので、はずしてください。
7、
フロントサイトとリアサイトをあわせ、狙いをつけてください。
サイトの形状は銃ごとに違うので、狙いのつけ方が分からなければ説明書などを読んでみましょう。
サイトをあわせる時には、必ずフロントサイトに目の焦点をあわせます。リアサイトがぼやけ、フロントサイトがくっきり見える状態です。
きちんとサイトが合ったら、その時の姿勢をきちんと覚えてください。
ぱっと構えて覗き込めば、すでにサイトが合っている。それが理想的な構え方です。練習してみてください。
まとめ
さて、今までの流れが、正しい銃の構え方です。
今回はスタンディングで説明しましたが、ニーリング、プローンでも構え方の基本は一緒です。
最後に、構えたライフルを撃つときに、銃がぶれてしまう人へ。
ライフルは一見して、ハンドガード、ストック、そしてグリップの三点で銃を支えているように見えますが、それは少し誤りです。
ライフル本体を支えているのは、ほとんどハンドガードとストックの二点だけです。ハンドガードを握った手が、ストックを肩に押し付けることで支えているのです。
もし、この「ライフルを支える力」をグリップに分散させてしまうと、射撃時に銃がぶれる原因になります。
実銃と違い、ほとんど反動の発生しないエアガンにおいて、銃がぶれる一番の原因は「トリガーを引くときの揺れ」です。
もし、ライフルを支える力がグリップに分散していると、トリガーを引いたときの揺れはダイレクトに銃に伝わり、狙いがぶれる原因になります。
なので、トリガーに触れる手は、なるべくトリガーを引く以外の仕事は何もさせないほうがいいのです。
ライフルよりハンドガンの射撃が難しいのもそのためで、トリガーを引く手で銃を保持しなくてはならない関係上、狙いがぶれやすいのです。
もし、ハンドガードとストックできちんと銃を支えられているのに、トリガーを引くときにぶれてしまうなら、トリガーがまっすぐ後ろへ引けていないのかもしれません。
その場合は、まず人差し指に触れているトリガーの位置を確認してください。
理想的なのは、指先と第一間接のちょうど真ん中にトリガーが触れていることです。この状態で、トリガーがずれないように、人差し指をまっすぐ後ろへ引いてみてください。
シアに抵抗のかかりやすいエアコッキングガンなどでは、こうしたトリガーコントロールで、銃のぶれはかなり軽減されると思います。
さあ、正しい銃の構え方が分かったら、今までまっすぐ飛ばないと思っていた銃をもう一度撃ってみましょう。
どうですか? まっすぐ飛んだでしょうか?
まっすぐ飛んでくれたなら、私もこれを書いた甲斐があるというものです。
それでもまだまっすぐ飛ばない! と言うときは……。
最寄のショップや、詳しい友達に相談してみたらどうでしょう?
ショップも詳しい友達もいない……と言うときは……。
思い切って分解してみるのも手かもしれませんね。
ネジをなくさないように気をつけてください。複雑な組み合わせの箇所は写真を撮っておきましょう。うーん、それ以上のアドバイスはできません。
だって、私が今まで壊してきた銃の数を考えると……ねぇ?
それでは、また二週間後にお会いしましょう。
さようなら。
文責@Laice
参考文献 『COMBAT BIBLE』著・上田信
高浜銃工は、年明けに卒業を控えた学生メンバーが大忙しで、なかなかゲームが開催できない日々を送っています。
ゲームがなければ記事も書けない……と言うことで、当ブログではしばらくの間、ちょっとした雑記をあげていこうと思います。
2週間に一度ほどの更新頻度になると思いますが、皆さんに少しでも有用な情報がご提供できればと思っております。
さて、筆者は先日、愛用しているドラグノフの調整を行いました。
前回のゲームの後、一度も調整していなかったため、メンテナンスがてらに試射を行ってみたのです。
すると、前回のゲームでは素直だった弾道が、めちゃくちゃになっていました。突然浮き上がったり、そうかと思えば、ほとんどフライヤーのように手前に落ちたりします。
原因は、寒さで硬くなったホップパッキンでした。
最近のエアガンは精度が上がり、よほどのハズレを引かない限りは、箱出しでもある程度素直な弾道を描くものがほとんどです。
しかしそれでも、周囲の環境や、メンテナンス後のちょっとした組み付けミスで、弾道が乱れてしまうこともあります。
しかし、まっすぐ弾が飛ばないからと言って、銃を分解してしまう前に……ちょっと確認してください。
あなたは、ちゃんとまっすぐ銃を構えていますか?
わたしもエアガンに触り始めてすぐの頃は、まっすぐ飛ばない銃に悩まされ、何度も分解して試行錯誤してみました。
しかし弾道は一向に安定せず、そのうち組み付けミスをして、何丁もの銃を壊してしまいました。
しかし、ちゃんとした構えかたを覚えてからは「弾がまっすぐ飛ばない」と悩まされることは格段に少なくなりました。分解して壊してしまった銃のほとんどは、きちんと構えればまっすぐ飛んだはずなのです。
正しい構えができなければ、その銃がまっすぐ飛ぶのかどうか、調べることもできません。
そこで今回は銃の構え方、特にストックつきライフルの構え方を、ちょこっと解説していこうかと思っています。
①練習に使う銃について。
銃の正しい構え方を覚える上で、向いている銃、不向きな銃があります。
今回は『ライフルの構え方』なので、使用するのはストックとハンドガードのついたライフルが前提です。
ライフルはハンドガンと比べて、安定して構えるのが比較的簡単なので、初心者の方はまずストックつきのライフルで練習することをお勧めします。
金銭的な問題で、初めて買う銃がライフル……と言う方は、なかなか少ないかもしれませんが。
また、ストックつきの銃の中でも、肩に当たる部分がなるべく大きく、滑りにくい物を選んでください。
ストックがついていても、スコーピオンやMAC10などのワイヤーストックのもの、G3系のスライドストックなど、バットプレートが小さいものは、滑りやすいため避けたほうがいいです。
また、ライフルには大別して「曲銃床」と「直銃床」の2種類があります。
ストックの、肩に当たる部分(バットプレート)の頂点が、バレルの延長線と同じ高さにあるのが「直銃床」、延長線より下にあるのが「曲銃床」です。
具体的には、M16やG3などが「直銃床」、AK47やM14などが「曲銃床」ですね。
現用のライフルは、ほとんどが直銃床です。なので、直銃床に慣れてしまえば、ほとんどの銃を自在に操ることができるようになるでしょう。
しかし、曲銃床はサイトのラインがちょうど目線の位置に来るので、無理のない姿勢で構えられるという利点があります。初心者の方の場合は、曲銃床の方が扱いやすいかもしれません。
どちらにしても構え方の基本は変わりませんが、自分の銃がどちらなのか、意識して練習しておくと、上達が早いかもしれません。
②姿勢について。
射撃の際の姿勢には、大別して三種類があります。
立ったまま構える「スタンディング」
射撃からすばやく移動に移ることができる姿勢です。機動力がありますが、狙いはあまり安定しません。基本的には、ニーリングもプローンもできない状況でのみ使用します。
しゃがんだ状態で構える「ニーリング」
片ひざを立てて座り、膝を補助に使うことで、スタンディングよりも安定した狙いがつけられる姿勢です。しかし、機動力はスタンディングに劣ります。近い姿勢に、あぐらをかくように構える「シッティング」もあります。
移動の多いサバゲにおいては、もっとも多用される姿勢といえます。
腹ばいで構える「プローン」
地面に伏せるように構える姿勢です。主にスナイパーが用いる姿勢で、安定して狙いをつけられる上、相手に晒す体の面積が少なくなるため、弾にも当たりにくくなります。しかし、機動力はほぼありません。
実際の戦場では多用される姿勢ですが、サバゲでは、エアガンの射程の短さと機動力の重要性から、使う場面は限られます。
今回の解説では、スタンディングを基本にしようと思います。
ニーリングは、スタンディングの姿勢を知らなければ理解しづらいですし、プローンで構えるには、ニーリングから移行したほうが覚えやすいためです。スタンディングは基本の構えになるわけです。
ですが、スタンディングの場合、ハンドガードを支える片腕に負担がかかるため、体の小さい人や腕力に自信のない人だと、腕が疲れて構えが崩れてしまうことがあります。
ちなみに、私も腕力がないため、スタンディングは苦手です……。
腕が辛いと感じた場合は、ハンドガードを支える腕をなるべく手前に引き寄せて、意識して脇を締めてみてください。
銃が長すぎて構えづらい時には、ハンドガードではなくマガジン前部を掴むのもいいでしょう。
③構え方について。
さて、いよいよ構え方についてです。
手順を追って説明します。
1、
両足を肩幅に開いて立ち、顔を利き手とは逆の方向(右利きなら左)へ向けます。
視線の先に狙うものがある状態です。
2、
利き腕ではないほうの手で、ライフルのハンドガードを掴んで持ち上げてください。
3、
利き腕の、鎖骨と肩のつなぎ目辺りを触ってみてください。
そこにくぼみがあるはずです。この位置を覚えてください。
くぼみがよく分からないときは、肘を上げて脇を開いてからもう一度確かめてみてください。大きくくぼむ部分があるはずです。
4、
利き手を、ストックの下に添えてください。
このときなるべく、肩に当たる部分(以下バットプレート)の真下に添えるといいです。
ハンドガードを握った手を目線の位置まで持ち上げ、利き手でストックを下から押し上げる感じで、肩の位置まで持ってきます。ハンドガードを握った手を起点にして、銃を回転させるような感覚です。
バットプレートの一番下を、先ほどのくぼみに引っ掛けるようにして肩に当ててください。ストックのつま先を、くぼみに引っ掛ける感じです。くぼみにうまくかからない場合は、脇を開いてみてください。
きちんとくぼみに引っかかっているか、ストックに添えた利き手で触って確認してください。
引っかかっていることを確認したら、ハンドガードを握った手を手前に引き寄せ、銃を肩に押し付けます。
5、
利き手をストックから放してください。
まだグリップは握らず、ハンドガードを保持した手と、肩に押し付けたストックだけで銃が支えられているかを確かめてください。
利き手を放すと銃が肩からずり落ちてしまう場合は、ストックがうまくくぼみにはまっていません。
手順3からもう一度やり直してみてください。
銃が安定していたら、グリップを握ります。ただし力加減としては、握ると言うより添えると言った感覚です。
利き手の肘は肩の高さに上げ、脇は開いておきます。
6、
首を横に傾けて、サイトを覗きます。
光学サイトは使用せず、必ずアイアンサイトを使ってください。
曲銃床のライフルや、高い位置にサイトのある銃ならば、すこし首を傾けるだけでサイトを覗けますが、G3などサイトラインの低い直銃床の場合は、頬をストックにきつく押し付けなければ覗けないこともあります。
どうしても姿勢が窮屈なときは、すこし首を前に出すと楽になります。また、一部の銃にはストックにチークピースがついていますが、アイアンサイトを覗くときには邪魔になることがほとんどなので、はずしてください。
7、
フロントサイトとリアサイトをあわせ、狙いをつけてください。
サイトの形状は銃ごとに違うので、狙いのつけ方が分からなければ説明書などを読んでみましょう。
サイトをあわせる時には、必ずフロントサイトに目の焦点をあわせます。リアサイトがぼやけ、フロントサイトがくっきり見える状態です。
きちんとサイトが合ったら、その時の姿勢をきちんと覚えてください。
ぱっと構えて覗き込めば、すでにサイトが合っている。それが理想的な構え方です。練習してみてください。
まとめ
さて、今までの流れが、正しい銃の構え方です。
今回はスタンディングで説明しましたが、ニーリング、プローンでも構え方の基本は一緒です。
最後に、構えたライフルを撃つときに、銃がぶれてしまう人へ。
ライフルは一見して、ハンドガード、ストック、そしてグリップの三点で銃を支えているように見えますが、それは少し誤りです。
ライフル本体を支えているのは、ほとんどハンドガードとストックの二点だけです。ハンドガードを握った手が、ストックを肩に押し付けることで支えているのです。
もし、この「ライフルを支える力」をグリップに分散させてしまうと、射撃時に銃がぶれる原因になります。
実銃と違い、ほとんど反動の発生しないエアガンにおいて、銃がぶれる一番の原因は「トリガーを引くときの揺れ」です。
もし、ライフルを支える力がグリップに分散していると、トリガーを引いたときの揺れはダイレクトに銃に伝わり、狙いがぶれる原因になります。
なので、トリガーに触れる手は、なるべくトリガーを引く以外の仕事は何もさせないほうがいいのです。
ライフルよりハンドガンの射撃が難しいのもそのためで、トリガーを引く手で銃を保持しなくてはならない関係上、狙いがぶれやすいのです。
もし、ハンドガードとストックできちんと銃を支えられているのに、トリガーを引くときにぶれてしまうなら、トリガーがまっすぐ後ろへ引けていないのかもしれません。
その場合は、まず人差し指に触れているトリガーの位置を確認してください。
理想的なのは、指先と第一間接のちょうど真ん中にトリガーが触れていることです。この状態で、トリガーがずれないように、人差し指をまっすぐ後ろへ引いてみてください。
シアに抵抗のかかりやすいエアコッキングガンなどでは、こうしたトリガーコントロールで、銃のぶれはかなり軽減されると思います。
さあ、正しい銃の構え方が分かったら、今までまっすぐ飛ばないと思っていた銃をもう一度撃ってみましょう。
どうですか? まっすぐ飛んだでしょうか?
まっすぐ飛んでくれたなら、私もこれを書いた甲斐があるというものです。
それでもまだまっすぐ飛ばない! と言うときは……。
最寄のショップや、詳しい友達に相談してみたらどうでしょう?
ショップも詳しい友達もいない……と言うときは……。
思い切って分解してみるのも手かもしれませんね。
ネジをなくさないように気をつけてください。複雑な組み合わせの箇所は写真を撮っておきましょう。うーん、それ以上のアドバイスはできません。
だって、私が今まで壊してきた銃の数を考えると……ねぇ?
それでは、また二週間後にお会いしましょう。
さようなら。
文責@Laice
参考文献 『COMBAT BIBLE』著・上田信
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この説明の画像が見たいですね。
図解ですかー……絵でも描いて載せてみるというのもありかもしれませんね。
あとは、メンバーに協力してもらって写真とか?
色々考えてみますね!
コメントありがとうでした!
感謝感激です(^^)
おお、それはおめでとうございます!
この記事が役に立ったのなら何よりです!
わたしもディズニーランド行くと必ずやりますよー、あの射的。
簡単なようで、10発すべて当てるにはなかなか集中力がいるんですよねー。
フリーバードさんは、ビーム射撃をやるのも初めてだそうですが、もしかして、ライフルを使って射撃すること自体が初めてだったんですか?
初めてで10発10中なら、フリーバードさん、射撃の才能があるかもしれません!
コメントありがとうございました。
またこうしたコラムもあげていくつもりですので、よろしければまたお越しくださいね。