2012年06月04日
CYMA製AIMSレビュー
CYMA製AIMSを実戦投入してみた。
中華ガンメーカーには大別して「台湾製」「香港製」「中国本土製」の三種類があるらしく、基本的には台湾>香港>本中華の順で、箱出しでの性能や加工精度が劣る(一部例外あり)。
CYMAは堂々の本中華なので、どんな酷いもんかと戦々恐々していたのだが、いざメカボを開けてみると、なかなかどうして、悪くない。
メカボ洗浄・グリスアップを施し、カットされていたスプリングを変えて、ホップパッキンをマルイのものに変えるだけで、しっかり撃てて飛ぶようになった。
マルイの箱だしAKと同程度の飛距離、精度が出ていると思う。
マルイのAKと比べて、気になった点は以下。
玉上がりが悪い。
CYMA・AKにはメタルチャンバーが標準装備されているが、これがちょっとくせ者で、マガジンによってはリップがうまく押せず、玉がチャンバーまで上がってこないことがあった。
マルイのノーマルマガジンは相性が悪かったのか、フルオートで撃つと二、三発に一発ほど発射されない。
CYMAやマルイの多弾数マガジンでは問題なく給弾されたので、相性の問題だろう。
※追記
どうやらCYMAのメタルチャンバーは、マルイのチャンバーよりもほんのわずかに奥まったところでバレルが固定されるらしい。
なので、パッキンの種類によっては、パッキンゴムのノズル側が給弾口にはみ出て、弾上がりを妨害するようだ。
CYMA製AKのパッキンを交換して弾上がりが悪くなった時は、給弾口からBB弾を一発落としてみて、もしパッキンゴムが邪魔してチャンバーまで転がりこまないようなら、パッキンの口をちょっと削ってみるとよいと思われる。
削りすぎはエア漏れにつながるので、慎重に……。
マガジンが噛み込む。
マガジン差し込み口に、マルイのようなカバーがなく、焦ってマガジンを差し込むと、マガジンリップが機関部まで入り込んでしまう。
この状態でマグキャッチがかかってしまうと、給弾されない+マガジンが抜けないというどうしようもない状態になってしまう。
これが起こった場合、マグキャッチを固定しているピンをピンポンチ等で叩いて抜き、マグキャッチをはずすことでマガジンを抜けるが、ゲーム中に起こった場合は実質対応不可能だ。
LCTのAKなどでも同様の問題が起きるため、対応パーツが販売されているが、CYMA・AKの場合、チャンバー周りにだけ中途半端にカバーがついているため、LCT向けの対応パーツが使用できない。
筆者は、適当な素材でインナーマグウェルを作成し、アルミテープで固定して対応した。LCTと違い、塞ぐ必要のある空間が小さいため、専用のパーツがなくとも対応するのは簡単だ。
しかし、それでもたまにマガジンの噛み込みが起こる。
マガジンリップが滑って、マガジンが奥まで差し込まれないまま、マグキャッチがかかってしまうようだ。
これは、マガジンのリップ部分を広く削ることで防止できる。
CYMAの純正マガジンを見ると、既にリップ部分が広く作られているので、純正品以外のマガジンを使用した場合にのみ起きる弊害かも知れない。
他社のマガジンを使用する際は、噛み込みを防ぐため、リップ部分を削って広くしておいた方がいいだろう。
これらの加工を施しておくことで、多少焦ってマグチェンジしても噛み込みは起こらなくなる。
セレクターが緩い。
セレクターの固定が弱く、フルオートで使用していると、射撃の振動でセレクターが落ち、セミオートになってしまう。
固定ネジをきつく締めてもセレクターは緩いままなので、固定ネジの下か、あるいはセレクターのストック側に紙やゴムリングなどを挟み込んで、セレクターの動きをきつくした方がよいだろう。
セミオートに入りにくい。
セミオートの位置までセレクターを下げると、なぜかセーフティがかかり、トリガーがロックされてしまう。
無理矢理トリガーを引けば解除されるが、セレクター内部に負担をかけてしまう。セレクターの内部はナイロン製なので、あまり負担をかけていると壊れてしまうだろう。
その場合、セレクターをセミオートの位置より更に下まで押し下げると、スムーズにセミオートになる。
セミオート時にトリガーがロックしてしまったときは、無理に引ききらずにセレクターを押し下げてみよう。
ワイヤーストックが上下にがたつく。
ワイヤーストック展開時、ストックがわずかだが、上下にがたつく。
ストックの付け根に詰め物をすれば解決するだろうが、ストックはフレームにはめ殺しなので、分解して詰め物をするのは難しい。
ただ、ストックのロックそのものは非常に強固なので、実際に使用する際には全く問題ない。
肩づけしたときにがたつきが気になるだけで……。
どうしても気になる場合は、スリングをストックに引っかけてテンションをかけることで、ある程度は解消される。
……と、欠点ばかり書いてしまったが、全体的には、非常に満足度の高い銃である。
基本的なチューニングでマルイレベルの性能が出せるし、各部の剛性も高い。
特にフルスチールのフレームと、アルミ削り出しアウターバレルの剛性は素晴らしい。プラフレームに亜鉛合金バレルのマルイとは違う、ワンランク上の存在感がある。
やすりがけするだけで、使い込まれた金属の質感が出る辺りもいい。
この質で実売二万円なのだから、簡単な加工で対応が利くような、細かな欠点には目をつむれる。
安価なフルメタル+リアルウッドのAKを探しているなら、間違いなくお勧めできる一丁だ。
中華ガンメーカーには大別して「台湾製」「香港製」「中国本土製」の三種類があるらしく、基本的には台湾>香港>本中華の順で、箱出しでの性能や加工精度が劣る(一部例外あり)。
CYMAは堂々の本中華なので、どんな酷いもんかと戦々恐々していたのだが、いざメカボを開けてみると、なかなかどうして、悪くない。
メカボ洗浄・グリスアップを施し、カットされていたスプリングを変えて、ホップパッキンをマルイのものに変えるだけで、しっかり撃てて飛ぶようになった。
マルイの箱だしAKと同程度の飛距離、精度が出ていると思う。
マルイのAKと比べて、気になった点は以下。
玉上がりが悪い。
CYMA・AKにはメタルチャンバーが標準装備されているが、これがちょっとくせ者で、マガジンによってはリップがうまく押せず、玉がチャンバーまで上がってこないことがあった。
マルイのノーマルマガジンは相性が悪かったのか、フルオートで撃つと二、三発に一発ほど発射されない。
CYMAやマルイの多弾数マガジンでは問題なく給弾されたので、相性の問題だろう。
※追記
どうやらCYMAのメタルチャンバーは、マルイのチャンバーよりもほんのわずかに奥まったところでバレルが固定されるらしい。
なので、パッキンの種類によっては、パッキンゴムのノズル側が給弾口にはみ出て、弾上がりを妨害するようだ。
CYMA製AKのパッキンを交換して弾上がりが悪くなった時は、給弾口からBB弾を一発落としてみて、もしパッキンゴムが邪魔してチャンバーまで転がりこまないようなら、パッキンの口をちょっと削ってみるとよいと思われる。
削りすぎはエア漏れにつながるので、慎重に……。
マガジンが噛み込む。
マガジン差し込み口に、マルイのようなカバーがなく、焦ってマガジンを差し込むと、マガジンリップが機関部まで入り込んでしまう。
この状態でマグキャッチがかかってしまうと、給弾されない+マガジンが抜けないというどうしようもない状態になってしまう。
これが起こった場合、マグキャッチを固定しているピンをピンポンチ等で叩いて抜き、マグキャッチをはずすことでマガジンを抜けるが、ゲーム中に起こった場合は実質対応不可能だ。
LCTのAKなどでも同様の問題が起きるため、対応パーツが販売されているが、CYMA・AKの場合、チャンバー周りにだけ中途半端にカバーがついているため、LCT向けの対応パーツが使用できない。
筆者は、適当な素材でインナーマグウェルを作成し、アルミテープで固定して対応した。LCTと違い、塞ぐ必要のある空間が小さいため、専用のパーツがなくとも対応するのは簡単だ。
しかし、それでもたまにマガジンの噛み込みが起こる。
マガジンリップが滑って、マガジンが奥まで差し込まれないまま、マグキャッチがかかってしまうようだ。
これは、マガジンのリップ部分を広く削ることで防止できる。
CYMAの純正マガジンを見ると、既にリップ部分が広く作られているので、純正品以外のマガジンを使用した場合にのみ起きる弊害かも知れない。
他社のマガジンを使用する際は、噛み込みを防ぐため、リップ部分を削って広くしておいた方がいいだろう。
これらの加工を施しておくことで、多少焦ってマグチェンジしても噛み込みは起こらなくなる。
セレクターが緩い。
セレクターの固定が弱く、フルオートで使用していると、射撃の振動でセレクターが落ち、セミオートになってしまう。
固定ネジをきつく締めてもセレクターは緩いままなので、固定ネジの下か、あるいはセレクターのストック側に紙やゴムリングなどを挟み込んで、セレクターの動きをきつくした方がよいだろう。
セミオートに入りにくい。
セミオートの位置までセレクターを下げると、なぜかセーフティがかかり、トリガーがロックされてしまう。
無理矢理トリガーを引けば解除されるが、セレクター内部に負担をかけてしまう。セレクターの内部はナイロン製なので、あまり負担をかけていると壊れてしまうだろう。
その場合、セレクターをセミオートの位置より更に下まで押し下げると、スムーズにセミオートになる。
セミオート時にトリガーがロックしてしまったときは、無理に引ききらずにセレクターを押し下げてみよう。
ワイヤーストックが上下にがたつく。
ワイヤーストック展開時、ストックがわずかだが、上下にがたつく。
ストックの付け根に詰め物をすれば解決するだろうが、ストックはフレームにはめ殺しなので、分解して詰め物をするのは難しい。
ただ、ストックのロックそのものは非常に強固なので、実際に使用する際には全く問題ない。
肩づけしたときにがたつきが気になるだけで……。
どうしても気になる場合は、スリングをストックに引っかけてテンションをかけることで、ある程度は解消される。
……と、欠点ばかり書いてしまったが、全体的には、非常に満足度の高い銃である。
基本的なチューニングでマルイレベルの性能が出せるし、各部の剛性も高い。
特にフルスチールのフレームと、アルミ削り出しアウターバレルの剛性は素晴らしい。プラフレームに亜鉛合金バレルのマルイとは違う、ワンランク上の存在感がある。
やすりがけするだけで、使い込まれた金属の質感が出る辺りもいい。
この質で実売二万円なのだから、簡単な加工で対応が利くような、細かな欠点には目をつむれる。
安価なフルメタル+リアルウッドのAKを探しているなら、間違いなくお勧めできる一丁だ。
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