2011年05月14日
4月24日定例ゲーム

去る4月24日、相模湖ピクニックランドの定例会に参加して来ました。
先月に予定していたインドア戦は中止となってしまったので、チームとしては二か月ぶりのサバゲです。
大震災以後、初のサバゲと言うことで、どれほどの人数が集まれるのか不安でしたが……いざ現地に着いてみると、チームメンバーと後輩メンバーのほとんどが集まったうえ、以前一緒にサバゲをやっていた仲間が久々に来てくれたり、後輩メンバーにも新たな仲間が増えていたりして、過去最高の参加率となりました。
さらに、以前定例会で知り合った他チームの方々も沢山来られていて、見知った方々の無事を確認することもできました。
ゲームが始まる前から、誰もがチームの別なくさまざまな人と言葉を交わし、非常に和やかな雰囲気の中で、定例会が始まりました。
和やかな雰囲気と共に始まった定例会でしたが、ゲーム内容に関しては、反省の多い日でもありました。
今回、筆者Laiceは朋也隊員、よざくらさくや隊員とともに行動し、連携し合いながら敵陣に進攻しました。バトルシティユニオンでは、フラッグゲットを成し遂げられた戦術です。
特に今回は、筆者がG3のスコープで索敵、よざくらさくや隊員がMINIMIで敵の頭を押さえつつ、身軽な朋也隊員がAK47で前線を担当する、という、武器的にもバランスの取れたメンバーでした。
しかし、結局一度もフラッグゲットには至りませんでした。
敵陣地に踏み込んだあたりで、敵の防衛ラインと撃ち合いになり、有効射程ぎりぎりで牽制しあっているうちにゲームが終わってしまうのです。
こちらもほとんどやられませんが、向こうの敵もほとんど倒せないまま時間切れになってしまいます。何度やっても、バトルシティの時のように、うまく敵の防衛ラインを突破することができません。
これには、森林と市街地と言うフィールド設計の違い、進行ルートが絞られるために、敵の防衛ラインが厚くなりやすいといった理由もありますが、それ以上に大きかったのは、こちらの攻める技術の不足でした。
基本的に、サバゲでは守るよりも攻める方が不利な場合が多いです。
守る場合は相手の進行ルートを予想しやすく、対策や連携を取りやすいためです。
対して攻める場合は、前進するたびに変わっていく状況の中で、絶えず個々人が仲間を援護していかなくてはなりません。これには、一人一人にかなりの技術が求められます。
慣れないうちは、果敢に攻め込んだ側が負け続けてしまうことも多いでしょう。
……ですが今思えば、せっかく知り合いの多いゲームで、勝ち負けにこだわらなくても楽しめる状況だったのですから、負けてもいいから果敢に攻め込むべきだったと思います。
思い切って積極的に動き、失敗してもいいからさまざまな戦術を試してみた方が、こちらも、守る側も、もっと楽しめたのではないでしょうか。
今回のゲームでは、各所でこうしたこう着状態が頻発していたようでした。
お互いが、相手の行動を待ってじっと神経を張り詰める……。
こうした状況では、思わぬトラブルが頻発します。
ヒットされたプレイヤーに対する誤射です。
待ち伏せしているプレイヤーは、ほんの微かな物音にさえ反応し、引き金を引いてしまいます。今回は各所で待ち伏せが展開されていたため、そこここで、ヒットされたプレイヤーに対する誤射が頻発しました。
こうしたトラブルを防ぐためには、もちろん、待ち伏せする側がきちんと確認してからトリガーを引くことが一番大切です。
ですがヒットされた側にも、トラブルを防ぐためにできることがあります。
フィールドから出るまで、気を抜かずにヒットアピールを続けることです。
サバゲのフィールドにおいて『相手の姿が見えない』ことは、ごく自然な状況です。
ですからヒットされたプレイヤーは、たとえ周囲に人の姿が見えなくても、常に近くの茂みに人が隠れていると思ってアピールすることが大切です。
そのために有効な手段は二つ。
まずひとつめは『声』です。
「ヒット通りまーす!」と大きく声を上げながら歩けば、近くで待ち伏せをしているプレイヤーに注意を促すことができます。
もう一つは『ジェスチャー』です。
銃を持ち上げる、手を上げる等のジェスチャーを行いながら歩けば、声の届かない遠距離から、軽機関銃や狙撃銃で狙っているプレイヤーの誤射を防ぐことができます。
実際、今回のゲームでは、筆者の目の前で幾人ものプレイヤーが誤射されました。
しかし、同じ道を通ったプレイヤーでも『声』『ジェスチャー』の二つを実践していた人は、ほとんど誤射を受けていませんでした。
ヒットされてしまったあとは、どうしてもガックリきますし元気もなくなります。声を上げたりジェスチャーしたりする気力がなくなるのも分かりますが、やはりここはマナーとして、セーフティゾーンに出るまでは緊張を解かずにアピールするよう心がけましょう。
もちろん、撃つ側も誤射をしないために、しっかり相手を確認することが大切です。足場の悪いフィールドでは、始終手を上げていては歩けない場所もありますから。
また、生存しているプレイヤーがヒットされたふりをして進軍し、騙し打ちをするような真似は絶対にやめましょう。
プレイヤーが疑心暗鬼になってしまえば、誤射は増えるばかりです。
せっかくサバゲを通じて深めた親睦が、サバゲのせいで壊れてしまうのは、もったいないですよね?
等々、トラブルなどもありましたが、おおむね、最初のなごやかな雰囲気のまま定例会を終えることができました。
後輩メンバーたちもルールやマナーをすっかり覚えてくれて、まだサバゲに不慣れなメンバーには、仲間内できちんとアドバイスをしてくれています。
今回のゲームでは『新規メンバー』ではなく対等なメンバーとして、安心して一緒にゲームを行えました。
さらに今回の定例会を通して、また新しい方々と知り合うこともできました。
時に、名前も知らない人と共に戦い、時に、顔見知りの相手と腕を競い合う……。
そういった、定例会ならではの人と人とのつながりを、一層強く感じられた一日となりました。
だからこそ、こうした機会をよりよく楽しむための課題もできましたが……こうした課題を糧にして、よりよいチームを作っていけたらと思います。
さて、高浜銃工の次回のゲームは、5月29日、山形県大月市にあるインドアフィールド『AGITO』にて行う貸切ゲームです。
今度こそ、チーム初のインドア戦。
アウトドアとはまったく違った戦術、戦況が楽しめることでしょう。
至近距離での撃ち合いが頻発するインドア戦では、アウトドア以上に誤射厳禁です。今回の教訓を生かして、楽しいゲームにしたいと思います。
筆者は来るインドアゲームに向けて、新しい銃を調達する予定……。
次は、新しい銃のレビュー記事でお会いできたらいいですね。
それでは、また。