2011年02月09日
【コラム】MC51復活作戦!
本日、長らく眠らせていた電動ガンを復活させてみることにした。
わたしが人生ではじめて買った電動ガン、MC51だ。
購入したのは確か……中学生の頃だったろうか。まだ「18歳以下はエアガン所持禁止!」なんていう条例が、影も形もなかった頃の話だ。
MC51を購入後、落とし玉やわずかなおこづかいを貰うたびに、やりくりしながら固定ストックを買い、スプリングやシリンダーを入れ替え、細々と組み換えを楽しみながら使い続けてきた。
軽く取り回しやすく、多弾装で、当時「最強のゲームウエポン」と呼ばれていたMCは、最高の相棒だった。
ハイサイクルのG3SASが純正品で手に入る今では、信じられないことかもしれないが……。
けれど、いつしか本格的なサバイバルゲームをやるようになって、お金にも余裕ができて、新しい銃を次々買っていくうちに、MCの出番はどんどん減っていった。
やがてMCは部屋の片隅に眠っているか、さもなければ貸し出してしまうかで、自分で使うことはほとんどなくなってしまった……。
今回、現役復帰を目指して整備するのは、そんなMC51だ。
現在は、ウグイス隊長からもらったSG-1のフロントを組み込み、ロングバレル化したフルサイズG3になっている。
しかし、ロングバレル化したと言っても、中身はMCのまま。ショートバレル用の加速シリンダーではエア量が足りなかろうし、各部にも相当ガタが来ているだろう。
ためしに試射をしてみると、強めのホップをかければなんとか50メートルは飛ぶものの、弾に勢いがなく、着弾も散り気味だ。
当面の目標は、フルサイズのバレル長で1J近い初速と、ホップの安定化と言うことになるだろう。

あくまで目標は現役復帰なので、必要最低限のパーツを使って、箱だし新品のSG-1と同程度の性能まで持っていければ十分だ。
まずは、カスタムパーツの選定から始めることにする。
まず欲しいのは、加速スリットのないフルシリンダーだ。MCのショートバレルでは最適だった加速シリンダーも、500mm近いSG-1のバレルに合わせるにはエア量不足だからだ。
次に、長年の使用によってヘタっているであろう部分を考える。
まずはスプリング。一番負担がかかるパーツだ。とっくにヘタって、パワー低下の一因になっていることは間違いない。
そしてホップパッキン。磨耗しやすいゴムパーツ、それも、ちょっとした磨耗が性能に大きく影響するホップパッキンは、新調しておくに越したことはない。
スプリングは、初速調整を兼ねてライラクスのM90スプリング、ホップパッキンは、同じくライラクスのエアシールチャンバーパッキンのソフトを選択した。
チャンバーパッキンにエアシールを選んだのは、ホップを押すための虫ゴムが付属していたためだ。長年の使用で、ホップパッキンだけでなく虫ゴムも磨耗している可能性があったため、一緒に取り替えてしまいたかったのだ。
さて、こうしてカスタムパーツを選んでいると、ちょっと欲も出てくる。ノーマルよりもちょっとよくしたい。なんて思ってしまう。
そこで、ファーストのストライクチャンバーG3を組み込んでみることにした。M16用ストライクチャンバーが、かなり良い製品だと聞いていたからだ。
もともとホップの設計が良いG3に使って、効果があるかは分からないが、ものは試しだ。
パーツが到着したので、早速組んでみる。
G3の分解は慣れたものだ。さっさとメカボックスを取り出し、開ける。
数年間メンテナンスをしていなかった割には、メカボックス内は綺麗なものだった。
目立った汚れはグリスの黒ずみと、シリンダー内に付着した土などの細かなゴミくらいだ。
手早く掃除して、グリスアップする。基本的に、プラやゴムパーツにはシリコングリス、金属パーツにはモリブテングリスとオーソドックスな選択だが、シリンダー周辺には、マルイ製の高粘度グリスをたっぷりと塗布した。
気密がほしい部分には、とりあえずマルイの高粘度グリス使っとけ! と言うのがわたしの持論だ。
現在メインウエポンで使っているドラグノフは、シリンダーの気密が低いため、塗るグリスの種類によって初速も弾道もがらりと変わってしまう。
さまざまなグリスを試してみたが、もっとも高初速かつ優れた弾道安定性を発揮したのは、高粘度グリスを塗ったときだった。
たとえばシリコングリスと高粘度グリスでは、ドラグノフの初速が0.1J近くも違ったのだ。
そんなことがあって以来、わたしはシリンダー周りには必ず高粘度グリスを使う。
もっとも、ドラグノフと違ってMCは電動ガン。ピストンの往復回数がドラグノフの比じゃないので、負担になりすぎないよう、抵抗のでかいグリスは塗りすぎないよう注意する必要があるのだが。
組みなおす前に、加速シリンダーをフルシリンダーに、スプリングを新しいものに交換しておく。
下がり気味だった初速が、これで何とかなればいいのだが。

さて、ギアを収めてメカボックスを閉めようとすると、なかなか上手く入らない。よく見てみると、逆回転防止ラッチが上手くはまり込んでいなかった。
ほかのギアパーツは、きちんとガタツキなくはまり込むものだが、逆回転防止ラッチは構造上、どうしても浮き気味になってしまう。
メカボックスが上手くしまらないときは、ここをチェックしてみるといいだろう。ラッチの軸を、精密ドライバー等で外側からつついてやると、すんなりとはまってくれる。
あとは、タペットプレートがきちんとノズルと噛んでいるかも確認しておく。組みあげて一見ちゃんと動いていても、ノズルが動いていないせいで給弾が上手くいかないことがある。試射せずにゲームに持っていってから、それに気づいたりすると最悪だ。
……というのは、ウグイス隊長の実際の失敗談から学んでいるわけだが。
メカボックスが組みあがったら、次はチャンバーだ。
チャンバー一式を抜き取り、バレルを抜き取ってみると、ホップパッキンが案の定劣化しきっていた。半ば千切れている。

ホップパッキンを替える時には、新しいパッキンをぬるま湯で暖めて柔らかくしておくといい。硬いまま組み込んでゆがみが発生すると、せっかくのパッキンが台無しだ。
その後、パッキンの外側にシリコンオイルをたっぷりと吹き付ける。こうすることで、チャンバーに組み入れるとき、引っかからずに済むからだ。
抵抗の必要なゴムパーツに、オイルをつけまくるのには抵抗があるかもしれない。だが、抵抗の多いパーツだからこそ、組みつけの際に潤滑剤は不可欠だ。
まずはパッキンをオイルでべたべたにする気持ちで組み付けて、組み終わってから、いらないオイルを拭いて落とすくらいがちょうどいいだろう。

さらにストライクチャンバーを組み付けて、チャンバー周りも完成だ。

早速、野外で試射を行ってみた。
弾の伸びは素晴らしく、飛距離も目に見えて上がっている。
整備前は、山なりの弾道を描きながら50メートル付近で落ちていたのが、整備後は、50メートル付近までまっすぐ飛び、そこから浮き上がって山なりの弾道を描く感じだ。確実に一歩分飛距離が伸びている。
しかし……問題もある。
前述の、少し浮くような山なりのホップは、ホップ最低時のものだ。最低ホップが適正ホップでは、調整の幅がない。
どうも、パッキンのせいか、ストライクチャンバーのせいか、あるいはパーツ同士の相性か、ホップが強めになってしまっているようだ。
確かに、射程距離ぎりぎりの遠距離を狙うならば、今のホップセッティングで十分だ。
けれど状況によっては、飛距離は落ちてもまっすぐ飛んで欲しい場面もある。そういった時、弱ホップに切り替えられないのはちょっと使いづらい。
次のゲームは27日……それまでに、調整の幅があるセッティングを模索してみたい。
かつての相棒が、今の相棒へと返り咲いてくれるように、じっくり整備してやろうと思う。
おまけ。
G3のマガジンを入れるに当たって、AK用の81式弾帯を詰めてみた。

不要な部分を折り返して縫い付けただけだが、表から見た分には綺麗にできたように思う。

次のゲームに投入して、強度や使用感を確かめてみるつもりだ。
わたしが人生ではじめて買った電動ガン、MC51だ。
購入したのは確か……中学生の頃だったろうか。まだ「18歳以下はエアガン所持禁止!」なんていう条例が、影も形もなかった頃の話だ。
MC51を購入後、落とし玉やわずかなおこづかいを貰うたびに、やりくりしながら固定ストックを買い、スプリングやシリンダーを入れ替え、細々と組み換えを楽しみながら使い続けてきた。
軽く取り回しやすく、多弾装で、当時「最強のゲームウエポン」と呼ばれていたMCは、最高の相棒だった。
ハイサイクルのG3SASが純正品で手に入る今では、信じられないことかもしれないが……。
けれど、いつしか本格的なサバイバルゲームをやるようになって、お金にも余裕ができて、新しい銃を次々買っていくうちに、MCの出番はどんどん減っていった。
やがてMCは部屋の片隅に眠っているか、さもなければ貸し出してしまうかで、自分で使うことはほとんどなくなってしまった……。
今回、現役復帰を目指して整備するのは、そんなMC51だ。
現在は、ウグイス隊長からもらったSG-1のフロントを組み込み、ロングバレル化したフルサイズG3になっている。
しかし、ロングバレル化したと言っても、中身はMCのまま。ショートバレル用の加速シリンダーではエア量が足りなかろうし、各部にも相当ガタが来ているだろう。
ためしに試射をしてみると、強めのホップをかければなんとか50メートルは飛ぶものの、弾に勢いがなく、着弾も散り気味だ。
当面の目標は、フルサイズのバレル長で1J近い初速と、ホップの安定化と言うことになるだろう。

あくまで目標は現役復帰なので、必要最低限のパーツを使って、箱だし新品のSG-1と同程度の性能まで持っていければ十分だ。
まずは、カスタムパーツの選定から始めることにする。
まず欲しいのは、加速スリットのないフルシリンダーだ。MCのショートバレルでは最適だった加速シリンダーも、500mm近いSG-1のバレルに合わせるにはエア量不足だからだ。
次に、長年の使用によってヘタっているであろう部分を考える。
まずはスプリング。一番負担がかかるパーツだ。とっくにヘタって、パワー低下の一因になっていることは間違いない。
そしてホップパッキン。磨耗しやすいゴムパーツ、それも、ちょっとした磨耗が性能に大きく影響するホップパッキンは、新調しておくに越したことはない。
スプリングは、初速調整を兼ねてライラクスのM90スプリング、ホップパッキンは、同じくライラクスのエアシールチャンバーパッキンのソフトを選択した。
チャンバーパッキンにエアシールを選んだのは、ホップを押すための虫ゴムが付属していたためだ。長年の使用で、ホップパッキンだけでなく虫ゴムも磨耗している可能性があったため、一緒に取り替えてしまいたかったのだ。
さて、こうしてカスタムパーツを選んでいると、ちょっと欲も出てくる。ノーマルよりもちょっとよくしたい。なんて思ってしまう。
そこで、ファーストのストライクチャンバーG3を組み込んでみることにした。M16用ストライクチャンバーが、かなり良い製品だと聞いていたからだ。
もともとホップの設計が良いG3に使って、効果があるかは分からないが、ものは試しだ。
パーツが到着したので、早速組んでみる。
G3の分解は慣れたものだ。さっさとメカボックスを取り出し、開ける。
数年間メンテナンスをしていなかった割には、メカボックス内は綺麗なものだった。
目立った汚れはグリスの黒ずみと、シリンダー内に付着した土などの細かなゴミくらいだ。
手早く掃除して、グリスアップする。基本的に、プラやゴムパーツにはシリコングリス、金属パーツにはモリブテングリスとオーソドックスな選択だが、シリンダー周辺には、マルイ製の高粘度グリスをたっぷりと塗布した。
気密がほしい部分には、とりあえずマルイの高粘度グリス使っとけ! と言うのがわたしの持論だ。
現在メインウエポンで使っているドラグノフは、シリンダーの気密が低いため、塗るグリスの種類によって初速も弾道もがらりと変わってしまう。
さまざまなグリスを試してみたが、もっとも高初速かつ優れた弾道安定性を発揮したのは、高粘度グリスを塗ったときだった。
たとえばシリコングリスと高粘度グリスでは、ドラグノフの初速が0.1J近くも違ったのだ。
そんなことがあって以来、わたしはシリンダー周りには必ず高粘度グリスを使う。
もっとも、ドラグノフと違ってMCは電動ガン。ピストンの往復回数がドラグノフの比じゃないので、負担になりすぎないよう、抵抗のでかいグリスは塗りすぎないよう注意する必要があるのだが。
組みなおす前に、加速シリンダーをフルシリンダーに、スプリングを新しいものに交換しておく。
下がり気味だった初速が、これで何とかなればいいのだが。

さて、ギアを収めてメカボックスを閉めようとすると、なかなか上手く入らない。よく見てみると、逆回転防止ラッチが上手くはまり込んでいなかった。
ほかのギアパーツは、きちんとガタツキなくはまり込むものだが、逆回転防止ラッチは構造上、どうしても浮き気味になってしまう。
メカボックスが上手くしまらないときは、ここをチェックしてみるといいだろう。ラッチの軸を、精密ドライバー等で外側からつついてやると、すんなりとはまってくれる。
あとは、タペットプレートがきちんとノズルと噛んでいるかも確認しておく。組みあげて一見ちゃんと動いていても、ノズルが動いていないせいで給弾が上手くいかないことがある。試射せずにゲームに持っていってから、それに気づいたりすると最悪だ。
……というのは、ウグイス隊長の実際の失敗談から学んでいるわけだが。
メカボックスが組みあがったら、次はチャンバーだ。
チャンバー一式を抜き取り、バレルを抜き取ってみると、ホップパッキンが案の定劣化しきっていた。半ば千切れている。

ホップパッキンを替える時には、新しいパッキンをぬるま湯で暖めて柔らかくしておくといい。硬いまま組み込んでゆがみが発生すると、せっかくのパッキンが台無しだ。
その後、パッキンの外側にシリコンオイルをたっぷりと吹き付ける。こうすることで、チャンバーに組み入れるとき、引っかからずに済むからだ。
抵抗の必要なゴムパーツに、オイルをつけまくるのには抵抗があるかもしれない。だが、抵抗の多いパーツだからこそ、組みつけの際に潤滑剤は不可欠だ。
まずはパッキンをオイルでべたべたにする気持ちで組み付けて、組み終わってから、いらないオイルを拭いて落とすくらいがちょうどいいだろう。

さらにストライクチャンバーを組み付けて、チャンバー周りも完成だ。

早速、野外で試射を行ってみた。
弾の伸びは素晴らしく、飛距離も目に見えて上がっている。
整備前は、山なりの弾道を描きながら50メートル付近で落ちていたのが、整備後は、50メートル付近までまっすぐ飛び、そこから浮き上がって山なりの弾道を描く感じだ。確実に一歩分飛距離が伸びている。
しかし……問題もある。
前述の、少し浮くような山なりのホップは、ホップ最低時のものだ。最低ホップが適正ホップでは、調整の幅がない。
どうも、パッキンのせいか、ストライクチャンバーのせいか、あるいはパーツ同士の相性か、ホップが強めになってしまっているようだ。
確かに、射程距離ぎりぎりの遠距離を狙うならば、今のホップセッティングで十分だ。
けれど状況によっては、飛距離は落ちてもまっすぐ飛んで欲しい場面もある。そういった時、弱ホップに切り替えられないのはちょっと使いづらい。
次のゲームは27日……それまでに、調整の幅があるセッティングを模索してみたい。
かつての相棒が、今の相棒へと返り咲いてくれるように、じっくり整備してやろうと思う。
おまけ。
G3のマガジンを入れるに当たって、AK用の81式弾帯を詰めてみた。

不要な部分を折り返して縫い付けただけだが、表から見た分には綺麗にできたように思う。

次のゲームに投入して、強度や使用感を確かめてみるつもりだ。
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